...けれども亦格別見慣れたことを長江に感謝したい見ものでもなかった...
芥川龍之介 「湖南の扇」
...彼もつうやの親切には感謝したいと思っている...
芥川龍之介 「少年」
...生命に何か感謝したい気持だったあの俺が...
高見順 「いやな感じ」
...と次第にこのたびの冒険に感謝したいやうな気持が起つて来て...
太宰治 「お伽草紙」
...と次第にこのたびの冐險に感謝したいやうな氣持が起つて來て...
太宰治 「お伽草紙」
...おしるこに感謝したい時がある...
太宰治 「弱者の糧」
...吾々はこのエドワードに感謝したい気がする...
寺田寅彦 「レーリー卿(Lord Rayleigh)」
...私はいつかほんとに心から叔父さんに感謝したいと思っていました...
豊島与志雄 「恩人」
...人を愛し人に感謝したいという要求を満たすに足りるのであった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...今は寧ろそのことを感謝したい気持である...
豊島与志雄 「道化役」
...この男に感謝したい気持ちだった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...いろいろお世話していただいた大島庸夫君に感謝したい...
水谷まさる 「歌時計」
...双方から感謝したい感激で胸がいっぱいだった...
水上滝太郎 「果樹」
...併せて謙虚な気持で書園の主にその労を感謝したい...
三好達治 「測量船拾遺」
...私はあらゆる人びとに感謝したいような気持ちでした...
山川方夫 「恐怖の正体」
...けれども私はその偶然だけには今でも感謝したいと思う...
山本周五郎 「日本婦道記」
...二十年の蒙(もう)をひらいてくれたことを心から感謝したい...
吉川英治 「親鸞」
...一男は何かに感謝したいような気がして目をつぶった...
吉田甲子太郎 「秋空晴れて」
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