...「感歎の声をあげる」...
...「感歎していたら時間が経っていた」...
...「感歎するほど美しい景色」...
...「感歎の念を抱く」...
...「感歎すべき出来事が起こった」...
...」と感歎したのも不思議じゃない...
芥川龍之介 「上海游記」
...盛(さかん)に感歎の声を挙(あ)げ始めました...
芥川龍之介 「秋山図」
...お前はさすがだ!」と料理番は感歎したように叫んだ...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...逞(たくま)しさへの感歎である...
高見順 「いやな感じ」
...今しも沈もうとしている太陽の投げる澄明(ちょうめい)な光りを心から感歎して眺めていると...
ドイル Arthur Conan Doyle 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...感歎の念を起させるやうなものではなかつた...
野上豐一郎 「聖ロヨラ」
...(聞きしにまさる大姐御(おおあねご)だわ)ギンの豪快で、すさまじい女親分ぶりを、ひそかに、腹の中で、感歎していた...
火野葦平 「花と龍」
...赤煉瓦の荘重な東京駅、中央郵便局、聳えたつ丸ノ内ビルディング、その他の宏壮華麗な建築物の列、はるかに望まれる宮城、コンクリートで堅められた駅前広場、走る電車、自動車、人力車――大都会の美しい玄関を、感歎して眺めた...
火野葦平 「花と龍」
...彼は心の中で感歎した...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...それを二尺の間隔へ雷の音が降るとやつたきびきびしさはいつものこととは言へ感歎に値する...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...只妙なる音樂の響に感歎の耳を澄ましぬ...
正岡子規 「花枕」
...日本の女子の天才の一つとしてそれを感歎し...
宮本百合子 「新しい婦人の職場と任務」
...大切そうに彼女の手をとって「比類なき者!」とか「素晴らしい者」とか感歎詞を連発する...
宮本百合子 「「インガ」」
...子は丁度何でも世の中のすべての事に神様だの自然の大きな力を感じてどんな物にでも感歎せずには居られない心の状態にあった...
宮本百合子 「お久美さんと其の周囲」
...)黒土の穴に真白い豆を一つ一つ並べてゐるかうした君の無造作な明瞭な表現に幾度か私は感歎した...
三好達治 「測量船拾遺」
...少しく余分(よぶん)に感歎する者は...
柳田国男 「木綿以前の事」
...「たいへんな御丹精でしたな」とはま女の努力について感歎のこえをあげた...
山本周五郎 「初蕾」
...何処(どこ)へ行つても支那人の普及と彼等の商業上の実力の豊富なのとには感歎せざるを得ない...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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