...私が感服するのは主として此點である...
會津八一 「趣味の向上」
...この男の如く容易に感服する人間は...
芥川龍之介 「戯作三昧」
...薙刀(なぎなた)で剃つて見せたと云ふ御手柄(おてがら)に感服するだけである...
芥川龍之介 「西洋画のやうな日本画」
...「わたしは北京(ペキン)の双十節の次第を最も感服するのである...
魯迅 井上紅梅訳 「頭髪の故事」
...「眞實君には感服するよ...
ロバート・ルイス・スティーヴンソン 佐藤緑葉訳 「醫師と旅行鞄の話」
...頗る感服する...
高濱虚子 「俳諧師」
...「どうも俳諧師は優しいうまいことを言ったものでげす」と感服するのが常でありましたが...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...剥(む)き出しに説明をされているとそれに対して感服するよりもむしろ反感が起る...
高浜虚子 「俳句への道」
...ひたすら感服するように心掛けています...
太宰治 「炎天汗談」
...――苦味生さんには感服する...
種田山頭火 「行乞記」
...総て既往十余年間に於ける藩閥政府の議院政略に対しては中心実に感服する能はざるもの多し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...先生のは実に感服する...
中谷宇吉郎 「先生を囲る話」
...最後に狂人の作にこれほど感服する以上は自分も多少神経に異状がありはせぬかとの疑念もあるので...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...私は論語を読でいつも非常に感服するが論語の第一頁には何と書いてある...
新渡戸稲造 「イエスキリストの友誼」
...否(いな)むしろすこぶる感服することがたくさんある...
新渡戸稲造 「自警録」
...感服する感服する...
久生十蘭 「魔都」
...此鳥は高飛せずとて悦ぶ者あるも感服するに足らず...
福沢諭吉 「女大学評論」
...私は次のような点から感服するのよ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
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