...しかも平均権衡を失わざるは感服するばかりであります...
井上円了 「おばけの正体」
...あれから三晩續けて行つて愈その技倆に感服する...
高濱虚子 「俳諧師」
...「どうも俳諧師は優しいうまいことを言ったものでげす」と感服するのが常でありましたが...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...日本邊りでは歐陽修の文章を讀んで感服する學者が多い...
竹越與三郎 「日本の眞の姿」
...ひたすら感服するように心掛けています...
太宰治 「炎天汗談」
...――苦味生さんには感服する...
種田山頭火 「行乞記」
...そして一々感服する方がとかく主になってしまって...
寺田寅彦 「ある日の経験」
...気狂の説に感服する以上は――少なくともその文章言辞に同情を表する以上は――自分もまた気狂に縁の近い者であるだろう...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...否(いな)むしろすこぶる感服することがたくさんある...
新渡戸稲造 「自警録」
...煙硝の匂いは届くものか」「なるほどね」などと感服する八五郎です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...此鳥は高飛せずとて悦ぶ者あるも感服するに足らず...
福沢諭吉 「女大学評論」
...我輩の深く感服する所なり...
福沢諭吉 「女大学評論」
...感服する外に致し方がなかつた...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...放送局の塔を眺めることになると云われてもフウムと感服するが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...あなたは何とずるいだろうと感服するの...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そういう素面(しらふ)でいる人間の勇気というものを私は感服するの...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...感服する気にはなれなかったのである...
吉川英治 「三国志」
...やはり宗矩の聡明な点に依るものといつも感服する...
吉川英治 「宮本武蔵」
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