...私が感服するのは主として此點である...
會津八一 「趣味の向上」
...あれから三晩續けて行つて愈その技倆に感服する...
高濱虚子 「俳諧師」
...その技巧には感服する...
種田山頭火 「其中日記」
...勿論他人の作品の場合でも人がほめたからその作品に感服するのではなく...
辻潤 「蒼馬を見たり」
...総て既往十余年間に於ける藩閥政府の議院政略に対しては中心実に感服する能はざるもの多し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...屈託(くったく)しない勇気に感服することであります...
中里介山 「大菩薩峠」
...最後に狂人の作にこれほど感服する以上は自分も多少神経に異状がありはせぬかとの疑念もあるので...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...これを如何に説いたところが感服するばかりであって実行しなければ殆ど体育と同然...
新渡戸稲造 「教育家の教育」
...阿古十郎さん」「お前の感の悪さにもつくづく感服する...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...感服する感服する...
久生十蘭 「魔都」
...この憂いを救うの方便にいたりては毫(ごう)も感服すること能わざる者なり...
福沢諭吉 「徳育如何」
...之を又真摯(しんし)の態度だとかいって感服する同臭味(どうしゅうみ)の人が広い世間には無いでもなかったので...
二葉亭四迷 「平凡」
...放送局の塔を眺めることになると云われてもフウムと感服するが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...おのずから感服するところがあります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そういう素面(しらふ)でいる人間の勇気というものを私は感服するの...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...わたしは心から感服する...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...感服する気にはなれなかったのである...
吉川英治 「三国志」
...自分が故郷にいた頃からの時代の進展を見せられたように感服する...
若杉鳥子 「旧師の家」
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