...薙刀(なぎなた)で剃つて見せたと云ふ御手柄(おてがら)に感服するだけである...
芥川龍之介 「西洋画のやうな日本画」
...馬琴の作が考証精覈(せいかく)で歴史上または地理上の調査が行届いてるなぞと感服するのは贔屓(ひいき)の引倒しで...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...「眞實君には感服するよ...
ロバート・ルイス・スティーヴンソン 佐藤緑葉訳 「醫師と旅行鞄の話」
...又中には其男氣に感服するといつて來たものもあつた...
高濱虚子 「俳諧師」
...さうなの」と梅代はさも/\驚いたやうな顏をして言つて「感心ねえ」と感服する...
高濱虚子 「俳諧師」
...あれから三晩續けて行つて愈その技倆に感服する...
高濱虚子 「俳諧師」
...剥(む)き出しに説明をされているとそれに対して感服するよりもむしろ反感が起る...
高浜虚子 「俳句への道」
...日本邊りでは歐陽修の文章を讀んで感服する學者が多い...
竹越與三郎 「日本の眞の姿」
...その技巧には感服する...
種田山頭火 「其中日記」
...小林秀雄の評論に感服するのも時節おくれであるが...
中谷宇吉郎 「千年の時差」
...煙硝の匂いは届くものか」「なるほどね」などと感服する八五郎です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...感服するほかはないよ」「いやな話だわ...
久生十蘭 「肌色の月」
...我が輩はその方略に感服する能わざるものなり...
福沢諭吉 「徳育如何」
...放送局の塔を眺めることになると云われてもフウムと感服するが...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...あなたは何とずるいだろうと感服するの...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...私は次のような点から感服するのよ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...わたしは心から感服する...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...自分が故郷にいた頃からの時代の進展を見せられたように感服する...
若杉鳥子 「旧師の家」
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