...しかも平均権衡を失わざるは感服するばかりであります...
井上円了 「おばけの正体」
...「わたしは北京(ペキン)の双十節の次第を最も感服するのである...
魯迅 井上紅梅訳 「頭髪の故事」
...又中には其男氣に感服するといつて來たものもあつた...
高濱虚子 「俳諧師」
...頗る感服する...
高濱虚子 「俳諧師」
...剥(む)き出しに説明をされているとそれに対して感服するよりもむしろ反感が起る...
高浜虚子 「俳句への道」
...ひたすら感服するように心掛けています...
太宰治 「炎天汗談」
...そうしてこの大政治家の能力と独創的天分とに感服すると同時に...
寺田寅彦 「レーリー卿(Lord Rayleigh)」
...総て既往十余年間に於ける藩閥政府の議院政略に対しては中心実に感服する能はざるもの多し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...先生のは実に感服する...
中谷宇吉郎 「先生を囲る話」
...小林秀雄の評論に感服するのも時節おくれであるが...
中谷宇吉郎 「千年の時差」
...気狂の説に感服する以上は――少なくともその文章言辞に同情を表する以上は――自分もまた気狂に縁の近い者であるだろう...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...否(いな)むしろすこぶる感服することがたくさんある...
新渡戸稲造 「自警録」
...煙硝の匂ひは屆くものか」「成程ね」などと感服する八五郎です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...我輩の深く感服する所なり...
福沢諭吉 「女大学評論」
...この憂いを救うの方便にいたりては毫(ごう)も感服すること能わざる者なり...
福沢諭吉 「徳育如何」
...そして感服するの...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...併(しか)し僕の尤(もつと)も感服する事は巴里(パリイ)の一流の劇評家が之(これ)に対して大袈裟な批評を試みない事である...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
...×自分が仏蘭西(フランス)の婦人の姿に感服する一つは...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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