...割り合に感動する生徒は少かつたらしい...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...つまりそういう科学的な風物に審美的に感動することも出来るのだ...
戸坂潤 「現代科学教育論」
...併し今度も主人は少しも感動する様子がない...
ドストエウスキー Fyodor Mikhailovich Dostoevski 森林太郎訳 「鰐」
...たまたま戯曲の内容につきて感ずる所ありとなすもそは外形の美によりて偶然に感動するに外(ほか)ならず...
永井荷風 「江戸芸術論」
...さういふ事情の中にあつても猶感動する人がゐたら...
中原中也 「詩壇への願ひ」
...受取つた人が感動する筈はないのである...
中原中也 「撫でられた象」
...物事に対して激しく感動するので困る...
「文士の生活」
...だから、どんな芝居を見ても面白い、感動する...
長谷川時雨 「一世お鯉」
...私が感動するのは...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...子自ら感動する歌少しとの事なるべし...
正岡子規 「人々に答ふ」
...謂わばそういうものに感動する自分の様々の姿を鏡にうつしてみて...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...何事にも強く感動する...
森鴎外 「護持院原の敵討」
...これを聞いて感動する人が多かったことが想像される...
柳田国男 「雪国の春」
...精神の高潔さに感動するためでもなかった...
山本周五郎 「季節のない街」
...彼は感動するほどの...
山本周五郎 「山彦乙女」
...これで眼にするパリのさまざまなものに感動するだけだって...
横光利一 「旅愁」
...なかなか自分の訓(さと)す詩ぐらいに感動する人間ではない...
吉川英治 「梅※[#「風にょう+思」、第4水準2-92-36]の杖」
...樹にものをいえば樹さえ感動するかのように...
吉川英治 「宮本武蔵」
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