例文・使い方一覧でみる「感ず」の意味

...然れども君の微笑のうちには全生活を感ずることなきにあらず... 然れども君の微笑のうちには全生活を感ずることなきにあらずの読み方
芥川龍之介「久保田万太郎氏」

...しかし又彼等の或ものは彼の嘲笑を感ずる為にも余りに模範的君子だった...
芥川龍之介「大導寺信輔の半生」

...彼は自分の中に行はれた變化を感ずるにつれて... 彼は自分の中に行はれた變化を感ずるにつれての読み方
阿部次郎「三太郎の日記　第二」

...濁流奔放舟を以て渡るも困難を感ずる位である... 濁流奔放舟を以て渡るも困難を感ずる位であるの読み方
伊藤左千夫「水害雜録」

...美なりと感ずる部分のあるはもちろんであるが... 美なりと感ずる部分のあるはもちろんであるがの読み方
丘浅次郎「いわゆる自然の美と自然の愛」

...ただ自分の流した涙によって幸福を感ずるためにほかならないんだ...
ドストエーフスキイ中山省三郎訳「カラマゾフの兄弟」

...或る瞬間に異物と感ずるのであろう... 或る瞬間に異物と感ずるのであろうの読み方
豊島与志雄「蔵の二階」

...人を軽蔑する自分の心の中でわが身の自由を感ずること... 人を軽蔑する自分の心の中でわが身の自由を感ずることの読み方
ロマン・ローラン　Romain Rolland 豊島与志雄訳「ジャン・クリストフ」

...漠然とした間歇（かんけつ）的なおののきを感ずるばかりだった... 漠然とした間歇的なおののきを感ずるばかりだったの読み方
ロマン・ローラン　Romain Rolland 豊島与志雄訳「ジャン・クリストフ」

...受け得られないで平々淡々たる親しみを感ずるところに... 受け得られないで平々淡々たる親しみを感ずるところにの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...われわれが直接に感ずる「一面に綺麗（きれい）に割れている」感じは... われわれが直接に感ずる「一面に綺麗に割れている」感じはの読み方
中谷宇吉郎「茶碗の曲線」

...必竟（ひっきょう）私にとって一番楽な努力で遂行（すいこう）できるものは自殺より外（ほか）にないと私は感ずるようになったのです... 必竟私にとって一番楽な努力で遂行できるものは自殺より外にないと私は感ずるようになったのですの読み方
夏目漱石「こころ」

...その不当なることを適切に感ずるから... その不当なることを適切に感ずるからの読み方
新渡戸稲造「自警録」

...言ひやうのない衝動を感ずる――といつた性（たち）の女だつたのです... 言ひやうのない衝動を感ずる――といつた性の女だつたのですの読み方
野村胡堂「錢形平次捕物控」

...感ずるところの彼らの地位は... 感ずるところの彼らの地位はの読み方
葉山嘉樹「海に生くる人々」

...自然の美を感ずるも感情なり... 自然の美を感ずるも感情なりの読み方
正岡子規「人々に答ふ」

...我々は苦痛を二倍にもつらく感ずるのだ... 我々は苦痛を二倍にもつらく感ずるのだの読み方
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ　Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳「モンテーニュ随想録」

...ずっと当惑を感ずる... ずっと当惑を感ずるの読み方
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ　Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳「モンテーニュ随想録」

この漢字は何でしょう？？

👨話題の人々👩