...地球を一周りするには三年かゝる...
アンリイ・ファブル Jean-Henri Fabre 大杉栄、伊藤野枝訳 「科学の不思議」
...これであそこに見える町の中を一周り練って廻り...
海野十三 「火星探険」
...その長針が一周りして時をうつ際には...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...彼が小船で島を一周りして帰って来た時...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...ぶらぶら一周りして...
徳田秋声 「爛」
...「これをも一度一周りしようか...
豊島与志雄 「或る男の手記」
...土塀を一周り廻った忠作が通りの町家で聞いてみると...
中里介山 「大菩薩峠」
...もう一周り大きい・物凄い体躯(たいく)をもっている...
中島敦 「光と風と夢」
...神奈川県よりも一周り広い全地域が...
中谷宇吉郎 「白い月の世界」
...近寄って彫像を数えながら一周りしたりしたきりだった...
野上豊一郎 「ヴェルダン」
...空(むな)しい努力に熱つぽくなつて、私は、起き上つて、室を一周りした...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...雪の中に埋まった村を一周りした...
堀辰雄 「風立ちぬ」
...私達はそのうちにいつか墓地の隅を一周りしてしまつて...
堀辰雄 「生者と死者」
...夏が一周りしてやつてきた...
堀辰雄 「麥藁帽子」
...彼は青海の遠い周圓の方へ伸ばした腕をぐるつと一周りさせながらいつた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...観音堂を一周りして...
吉川英治 「鳴門秘帖」
便利!手書き漢字入力検索