...その他で知つてゐるのは餘り感じのいい玉屋ではない...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...私はしばしば感じのいいその喫茶店の入口をくぐりましたがね...
海野十三 「千早館の迷路」
...感じのいい泊り場所はめったにない...
大島亮吉 「涸沢の岩小屋のある夜のこと」
...感じのいい老人夫婦が...
高見順 「如何なる星の下に」
...面白くって感じのいい家庭が幾軒もあって...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「イオーヌィチ」
...感じのいい眼をしており...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...何といってもあまり感じのいいものではなかった...
徳田秋声 「仮装人物」
...感じのいいひとだろう...
林芙美子 「泣虫小僧」
...たいして感じのいい場所ではない...
久生十蘭 「魔都」
...それは桜材の家具のついた、感じのいい室で、強いにおいのする花で飾ってあり、高い窓々からは、ひらけた海への展望がきいた...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「ヴェニスに死す」
...非常に感じのいい人たちだね...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「幸福への意志」
...小人数ながらずいぶん感じのいい連中が集っていた...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「幸福への意志」
...いったい女というものは一つのことに熱中して専門家的になっていることが感じのいいものではない...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...気高(けだか)いようでまたあまり感じのいいものではない...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...童女が感じのいい姿をして夫人の愛している竜胆(りんどう)や朝顔がほかの葉の中に混じってしまったのを選(え)り出していたわっていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...感じのいい人である...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...感じのいい人間を求めているからさ...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
...こんなに感じのいい尼さんは見たことがないと思った...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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