...愛寵(あいちょう)比なき李(り)夫人の兄たる弐師(じし)将軍にしてからが兵力不足のためいったん...
中島敦 「李陵」
...最上の貴族出身ではないが深い御愛寵(あいちょう)を得ている人があった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...桐壺の更衣は身分と御愛寵とに比例の取れぬところがあった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...父帝がどれほど御愛寵(あいちょう)なされたお后(きさき)であったかを...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...帝の御愛寵(あいちょう)を裏切って情人を持った点をお憎みになったのであるが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...ただ少しの御愛寵(あいちょう)の差を競うのに意義があるのだ...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...若くいらせられる東宮ではあるがこの人を最も御愛寵(あいちょう)あそばされた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...実際源中納言はこうした特別な御愛寵(あいちょう)によって召される人らしく...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...白鷹氏……きょう会った謹厳そのもののような白鷹氏は、K大耳鼻咽喉科に在職中、姫草ユリ子をこの上もなく珍重し、愛寵した...
夢野久作 「少女地獄」
...そうした白鷹氏の彼女に対する愛寵が度々...
夢野久作 「少女地獄」
...愛寵愛撫(あいちょうあいぶ)...
吉川英治 「私本太平記」
...武蔵が後に特別な愛寵(あいちょう)をうけた本多家などからは...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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