...その愛嬢の一人が...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...今ではたった一人の愛嬢である...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...先ず愛嬢の安否を確めないではいられぬ...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...しかも何物にも換え難い一粒種の愛嬢の命が買えるのだ...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...大谷伯爵が自分の愛嬢(まなむすめ)を小田切氏に嫁(や)った...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「情鬼」
...結婚と奴隷10・15(夕)米国はヰスコンシンの上院議員ラ・フオレツト氏の愛嬢フオラ・ラ・フオレツト女史は彼国(あちら)でも新しい女として名高い人で...
薄田泣菫 「茶話」
...長谷川氏夫妻はともかくも聟がね二人を愛嬢のために見比べさせるために園遊会を開く事にした...
薄田泣菫 「茶話」
...」長谷川夫人は自分も処女(きむすめ)に後(あと)がへりしたやうな若い気持で愛嬢の顔をさしのぞいた...
薄田泣菫 「茶話」
...ずっとその奥の方にぼやけている亡き愛嬢の面影や...
徳田秋声 「仮装人物」
...女主人公の老父がその愛嬢の帰朝を待つ胸中を描き得たのは...
永井荷風 「十日の菊」
...珠玉のような愛嬢クララを見出したのは...
野村胡堂 「楽聖物語」
...愛嬢奈々子の失踪と共に何処(どこ)かへかなぐり捨てて...
野村胡堂 「笑う悪魔」
...原氏の前夫人は中井桜洲(なかいおうしゅう)氏の愛嬢で美人のきこえが高かったが...
長谷川時雨 「明治美人伝」
...夫人と二人の愛嬢によろしく...
久生十蘭 「地底獣国」
...ソレ浜子さんは御愛嬢だから...
三宅花圃 「藪の鶯」
...愛嬢を昼から乳母(めのと)と二人で撫(な)でるようにして繕い立てていたから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...少将がくつろいでいる昼ごろに今では守(かみ)の愛嬢の居室(いま)に使われている西座敷へ来て夫人は物蔭(ものかげ)からのぞいた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...此(この)日本街(まち)に加はつて日本画を描(か)いたり日本陶器(たうき)を売つたりして居る真面目(まじめ)な両親(ふたおや)の愛嬢である...
與謝野寛、與謝野晶子 「巴里より」
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