...愛すべき人間に相違あるまい...
芥川龍之介 「一夕話」
...あの愛すべき人ウィリアム・ジェームスは大きに興味を持ち...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...御當人は皆やはり愛すべき人達なのです...
江南文三 「相川おけさ」
...日本人の平等な心持を知つてゐる筈の愛すべき人達でありながら...
江南文三 「相川おけさ」
...彼は一個の敬愛すべき人物だった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...香と花とを捧げ終って、駒井は何か物思うことあるが如く、やや離れて、天樹院の五輪塔を暫くながめておりましたが、「婆さん」箒をつかっている婆さんを呼んで、「お前は、この天樹院様をどう思う」「天樹院様をでございますか?」「うむ」「どう思うと仰せられましたのは?」「つまり、いい人か、悪い人か、愛すべき人か、憎むべき人か……」「左様でございますねえ……」婆さんは箒の手をとどめて、今更のように天樹院殿の大きな石塔を仰ぎ、「お美しい方であったと存じます」そういってお婆さんは、にっと笑って駒井の面(かお)をながめます...
中里介山 「大菩薩峠」
...そのうちに愛すべき人間性のあることを認めていたようですから...
中里介山 「大菩薩峠」
...敬愛すべき人物です……」「二郎さんに何もそんな事を伺わないでも兄さんの性質ぐらい妾だって承知しているつもりです...
夏目漱石 「行人」
...うらなり先生は君子で愛すべき人だと云う事や――赤シャツはいろいろ弁じた...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...善良な愛すべき人種に屬することは...
萩原朔太郎 「宿命」
...愛すべき人物を考へた...
萩原朔太郎 「追憶」
...愛すべき人であったのです...
宮本百合子 「偶感一語」
...愛すべき人として院が見ておいでになったと...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...愛すべき人ですよ...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...愛すべき人たちが家の中いっぱいにいるのだから...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...薫も姫君を愛すべき人とは見ているのであるが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...愛すべき人だと思いました」「そのとおりだ」半之助はわきを見て云った...
山本周五郎 「山彦乙女」
...愛すべき人々だつた...
吉川英治 「折々の記」
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