...彼は愚鈍な男だ。...
...全く愚鈍だね。...
...愚鈍さゆえに彼は試験に落ちた...
...彼の愚鈍な行動は全員を困らせた...
...愚鈍な子供と思われたくない...
...数字や統計の価値を了解すべく余りに愚鈍である結果...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...こんなひどく愚鈍な奴には自分の疑念を最後まで容易に隠しておくことが出来るとわかっていたので...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...唯(たゞ)に醫者(いしや)として、邊鄙(へんぴ)なる、蒙昧(もうまい)なる片田舍(かたゐなか)に一生(しやう)、壜(びん)や、蛭(ひる)や、芥子粉(からしこ)だのを弄(いぢ)つてゐるより外(ほか)に、何(なん)の爲(な)す事(こと)も無(な)いのでせうか、詐欺(さぎ)、愚鈍(ぐどん)、卑劣漢(ひれつかん)、と一所(しよ)になつて、いやもう!』『下(くだ)らん事(こと)を貴方(あなた)は零(こぼ)して居(ゐ)なさる...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...愚鈍大食の野暮天であつたといふに於いては...
太宰治 「お伽草紙」
...愚鈍に見えてしょうがないそうだ...
谷譲次 「踊る地平線」
...私は愚鈍でありたい...
種田山頭火 「一草庵日記」
...それにしてもこの映画に現われた人間の芝居がいかにしてあれほど愚鈍で不愉快であるかが不思議である...
寺田寅彦 「映画雑感(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...愚鈍な不感症みたいになってしまったのであろうか...
豊島与志雄 「山上湖」
...そして彼は愚鈍ではなかったので...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...かつなおいっそう愚鈍らしかった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...あたかも愚鈍なるかのように思わるることもあり...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...十年前新妻の愚鈍に呆(あき)れてこれを去り七年前には妾の悋気(りんき)深きに辟易(へきえき)して手を切ってからこの方(かた)わたしは今に独(ひとり)で暮している...
永井荷風 「雨瀟瀟」
...愚鈍(ぐどん)らしい下女の言葉を...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...何んとなく愚鈍(ぐどん)にさへ見える表情です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...世に愚鈍(おろか)なる人を求めば...
福田英子 「妾の半生涯」
......
室生犀星 「愛の詩集」
...自分の愚鈍を知り申した...
吉川英治 「親鸞」
...弥作(やさく)という愚鈍がいた...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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