...もう愚老扱いされるのは嫌だ...
...社会の中で愚老扱いされている人々がいる...
...あの愚老は、昔のことしか話さない...
...愚老ながらに子育てに必死だった...
...愚老になった私たち夫婦がこれから先どうなっていくのか不安だ...
...愚老確かに見届け申した...
芥川龍之介 「或敵打の話」
...愚老が満足かぎりなし...
芥川龍之介 「芭蕉雑記」
...………愚老はたゞもう忝うて/\...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...憚(はゞか)りながら此の左大臣を引き止めるには足りませんな」「そう仰っしゃられると穴へでも這入りたい! 愚老としましては此れが精一杯なのですが...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...愚老こそお礼を申さなければ!」国経は時平に席を譲ると...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...瑞雲院様愚老を側近くお呼び被成(なされ)...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...「そもそも愚老の易断(えきだん)は...
中里介山 「大菩薩峠」
...道楽で引いて歩くわけじゃあるまい――愚老の若い時なんぞは...
中里介山 「大菩薩峠」
...まず愚老の知っている範囲で...
中里介山 「大菩薩峠」
...五十六「違えねえ、愚老なんぞは、その鬼心仏手というやつで、心にもねえ人生かしをして来てるんだが、日蓮上人も言ってらあな、身は人身に似て実は畜身なり――」御遺文集のどこから、そんな文句を引っぱり出したのか知れないが、ここで道庵先生が、日蓮上人を引合いに出して来まして、「だがな、人生かしばっかりして来ているというわけじゃねえんだ、ずいぶん人殺しもやってらあな――およそこの道庵の手にかかって、今日までに命を取られた奴が……」ここで道庵十八番の啖呵(たんか)を切り出しました...
中里介山 「大菩薩峠」
...愚老はまず商売柄のことから言うがね...
中里介山 「大菩薩峠」
...これによって見ると、道庵先生は戸惑いをして、このところへのたり着いたのではなく、たしかに、山号までも心得て、この寺を目的にやって来たもので、「それは、それは」改めて手を顔にして恐悦がり、「御住職は御在寺でござりましょうかな」「住職――ただ今、ちょっと無住――というわけではないが、その留守をかく申す拙者があずかっておりますが……」「左様でござるか、それはまた何よりお手近い儀でござる、実は、愚老は、江戸から参上いたしたものでござるが」「ははあ、江戸から遥々(はるばる)とお越しになりましたか」「江戸の下谷に住居を致しおりましてな」「下谷に……」「下谷の長者町というところに巣を構えておりまして」「ははあ、下谷の長者町……」「道庵と申しまして」「道庵先生と申されるか」「道庵と申して、いやはや、安っぽい医者でげすよ」ここへ来て、ボロを出してしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
......
正岡子規 「俳人蕪村」
...愚老は寝られませぬ」「はははは...
吉川英治 「大岡越前」
...愚老も、悪かったが、ちと、憎まれ口をたたいて帰宅してしもうた...
吉川英治 「大岡越前」
...愚老の力もつきはてておるのに」「この上は...
吉川英治 「大岡越前」
...先の短い愚老などには...
吉川英治 「新書太閤記」
...また、後嗣(こうし)光尚に宛てた書面にも、愚老事者...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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