...先生大口開いて笑ふんぢやないか? 周圍の愚夫愚婦と一緒にね...
石川啄木 「我等の一團と彼」
...毫も日本の僧侶の田舎の愚夫愚婦に対して述ぶるものに異ならず...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...沿岸の被害民はこの愚夫だ...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...天災だなどといって泣寝入りしていてはまさしくこの愚夫にも劣る...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...この愚夫の迷いからめざめさせ卑劣卑屈の人心を救うのは諸君たちの役目だ...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...愚夫愚婦を惑わしている...
高神覚昇 「般若心経講義」
...天下の愚夫愚婦から...
中島敦 「狼疾記」
...愚婦愚夫のすなる心中という方法を採って死んだことを...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...先生がその学識文才をもって愚婦(ぐふ)愚夫(ぐふ)相手の戯作の筆を下ろしゃあ...
林不忘 「仇討たれ戯作」
...愚夫愚婦の大衆に信奉される天理教のお婆さんは並ぶものなき偉人であらう...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...なんぼ愚夫愚婦でも理由もなしに...
柳田国男 「山の人生」
...この孫策をも愚夫あつかいにするか...
吉川英治 「三国志」
...郡(たくぐん)の愚夫...
吉川英治 「三国志」
...先生、愚夫玄徳のため、まげてお教えを示して下さい」「司馬徽や徐庶は、世の高士ですが、自分はまったく、ありのままな、一農夫でしかありません...
吉川英治 「三国志」
...愚夫玄徳の考えは...
吉川英治 「三国志」
...この愚夫をお教え下さい」「いや」と...
吉川英治 「三国志」
...コレ一愚夫ノ敵ノミ...
吉川英治 「三国志」
...みなこれ凡眼の愚夫...
吉川英治 「三国志」
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