...彼は愚図な性格だから、新しいことを始めるのに時間がかかる...
...この機械の使い方は少し愚図ったいですね...
...愚図な間違いをしてしまったけど、気にしなくて大丈夫です...
...愚図な質問をしても答えようがないよ...
...愚図な誤解があったままでは話が進まない...
...五月蠅(うるさ)く愚図愚図(ぐずぐず)いわれることもない...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...民子も何か愚図愚図して支度もせぬ様子...
伊藤左千夫 「野菊の墓」
...愚図ったれていやがるんだ...
犬田卯 「米」
...愚図々々するとぶんなぐるぞ」「趙司晨の妹はまずい...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...君江はそれを愚図愚図(ぐずぐず)云ったものだから...
海野十三 「ゴールデン・バット事件」
...もう愚図愚図(ぐずぐず)はしていられないのだ...
海野十三 「流線間諜」
...愚図愚図(ぐずぐず)しては居られないと思ったのだ...
太宰治 「正義と微笑」
...男も女も愚図(ぐずぐず)云われると直ぐぷいと出て往って了う...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...それでもいつまでも愚図愚図と引きずられるような日が...
豊島与志雄 「囚われ」
...まるで此方から無理に頼んで出版して貰つたやうな話だと思つたがお金の事で愚図々々云ふのはいやだから私の方では何にも云ひませんでした...
永井壮吉 「出版屋惣まくり」
...今頃まで愚図愚図(ぐずぐず)していたら...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...が怪しの物はいつまでもその辺に愚図愚図している道理はありません...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...愚図愚図泣言を云うない...
葉山嘉樹 「浚渫船」
...それから謂ゆる愚図というやつで...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...」と私が未だ愚図/\してゐた瞬間...
牧野信一 「親孝行」
...余り愚図々々してゐて...
牧野信一 「初夏」
...五年の歳月も短かすぎて愚図愚図していられない気持になる...
松濤明 「山想う心」
...まだ出かけるかどうか気がきまりません、大変愚図だね、とお思いになるでしょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
便利!手書き漢字入力検索