...彼は愚図な性格だから、新しいことを始めるのに時間がかかる...
...この機械の使い方は少し愚図ったいですね...
...愚図な間違いをしてしまったけど、気にしなくて大丈夫です...
...愚図な質問をしても答えようがないよ...
...愚図な誤解があったままでは話が進まない...
...愚図々々言ってますのです...
石井研堂 「大利根の大物釣」
...そういう風に愚図愚図していたから...
伊波普猷 「私の子供時分」
...今朝の言葉は何処へいったの? お金は何処にあるの?……愚図のくせに...
豊島与志雄 「神棚」
...そしていつまでも床の中に愚図々々していた...
豊島与志雄 「子を奪う」
...「愚図愚図しないで...
豊島与志雄 「電車停留場」
...愚図々々してると...
豊島与志雄 「反抗」
...わたくしが猶愚図々々しているのを見て...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...もう愚図々々してゐる時ではない...
永井荷風 「来訪者」
...愚図々々している中に昇華作用で肝心の一番繊細な模様が消えてしまったり...
中谷宇吉郎 「雪雑記」
...もう愚図愚図してはいられないのですが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...愚図愚図してはいられなかったのです...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...愚図愚図するにおいては...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...今は愚図々々しちやゐられんのぢや...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...吻つとしてゐるのに何を愚図々々してゐるのさ...
牧野信一 「まぼろし」
...あの兄貴の愚図が……」「馬鹿な!――」「いゝえほんたうなのよ...
牧野信一 「娘とドリアン」
...愚図愚図云うと、貴様共をみんな盲(めくら)にして終うぞ」と云ううちに、鞄から小さな粉薬の瓶を出しました...
夢野久作 「豚吉とヒョロ子」
...私はなかなか心をきめないでしょう? ひどい愚図つきかたなのよ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...愚図愚図いわすな...
吉川英治 「三国志」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??