...愚人の言葉は聞き流す...
...あの人は愚人にもほどがある...
...愚人の考えには付き合わない方がいい...
...愚人から学ぶことは何もない...
...愚人の行動には理解できないことが多い...
...神聖な愚人の一生である...
芥川龍之介 「じゅりあの・吉助」
...汝の周圍にゐて汝を是非する者の殆んど悉くは愚人なり...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...愚人の書でも綴れ...
種田山頭火 「其中日記」
...この人を見よ――何といふ愚人の醜さだらう!日光と水と...
種田山頭火 「其中日記」
...侯にして藩閥に殉ずるほどの愚人ならば初めより政友会を組織する如き無益の労苦を為すの謂れなく...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...愚人に取扱われたものの中にさえ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...高貴な愚人たちの慰みのために楽曲のいかんに構わず演奏しながら宮邸にいる時にも...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...多くの愚人らにたいして...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...彼はすでにこの世で多くの愚人らに出会っていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...などがついにはフランスの大学をして牡蠣(かき)(愚人)の人工培養場たらしむるに至りはしないかを気づかっていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...「何ひどいものか、あんなのは婦人じゃない、愚人だ、ねえ迷亭君」「愚人かも知れんが、なかなかえら者だ、大分(だいぶ)引き掻(か)かれたじゃないか」「全体教師を何と心得ているんだろう」「裏の車屋くらいに心得ているのさ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...愚人は得てこんなところに意地を張るものだ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...世の愚人はこれをもって教育の隆盛を卜(ぼく)することならんといえども...
福沢諭吉 「文明教育論」
...愚人にのみ悲劇が生ずる...
牧野信一 「吊籠と月光と」
...『若(も)し醜飾(しうよしよく)すると云(い)ふことを知(し)らないならお前(まへ)は愚人(ばか)だ』愛(あい)ちやんは最(も)う其(そ)れについて質問(しつもん)する勇氣(ゆうき)も何(なに)も無(な)くなつて了(しま)ひ...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...驢は愚人の義だ...
南方熊楠 「十二支考」
...もともと賢人も愚人もない...
吉川英治 「大岡越前」
...自分自身もまたその愚人の一人である...
和辻哲郎 「地異印象記」
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