...愚人の言葉は聞き流す...
...あの人は愚人にもほどがある...
...愚人の考えには付き合わない方がいい...
...愚人から学ぶことは何もない...
...愚人の行動には理解できないことが多い...
...正に愚人の閑事業たるに過ぎない...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...汝の周圍にゐて汝を是非する者の殆んど悉くは愚人なり...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...」併し「周圍の愚人」が容易に彼の頭を去りきらなかつた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...この人を見よ――何といふ愚人の醜さだらう!日光と水と...
種田山頭火 「其中日記」
...七十にして七十年の非を知る愚人だ!私は此頃になつて...
種田山頭火 「其中日記」
...侯にして藩閥に殉ずるほどの愚人ならば初めより政友会を組織する如き無益の労苦を為すの謂れなく...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...偉大なる先駆者かもしくは矮小なる愚人かだ...
豊島与志雄 「偶像に就ての雑感」
...愚人に取扱われたものの中にさえ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...などがついにはフランスの大学をして牡蠣(かき)(愚人)の人工培養場たらしむるに至りはしないかを気づかっていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...――どうぞ愚人の囈言も偶にはよいとして...
中原中也 「詩に関する話」
...「何ひどいものか、あんなのは婦人じゃない、愚人だ、ねえ迷亭君」「愚人かも知れんが、なかなかえら者だ、大分(だいぶ)引き掻(か)かれたじゃないか」「全体教師を何と心得ているんだろう」「裏の車屋くらいに心得ているのさ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...例の放蕩息子を迎えた父のように、いかなる愚人、いかなる罪人に対しても弥陀(みだ)はただ汝のために我は粉骨砕身せりといって、これを迎えられるのが真宗の本旨である...
西田幾多郎 「愚禿親鸞」
...誰が目に見ても看板うつて相遠なき愚人と知らるれば...
一葉 「暗夜」
...甚しきは子を育つるの法さえも知らざる程の大愚人大馬鹿者なるゆえに...
福沢諭吉 「女大学評論」
...(c)あたかも判断の欠如ほど普遍的なることなきかのごとく(キケロ)だが愚人の数多きことこそ知恵をいよいよ尊くするものなれ(聖アウグスティヌス)...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...天下如何ナル愚人ゾ...
吉川英治 「三国志」
...云いかえれば愚人ともいえる...
吉川英治 「源頼朝」
...愚人をつかまえて禅を説くのと同じである...
吉川英治 「宮本武蔵」
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