...愚人の言葉は聞き流す...
...あの人は愚人にもほどがある...
...愚人の考えには付き合わない方がいい...
...愚人から学ぶことは何もない...
...愚人の行動には理解できないことが多い...
...而して、法皇をして義仲追討の挙に出でしめたるは、軽佻、浮薄、無謀の愚人、嘗て義仲の為に愚弄せられたるを含める斗の豎児、平判官知康なりき...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...正に愚人の閑事業たるに過ぎない...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...2赤兒を豺狼の群に投ずるは愚人の事である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...私はそれに応じて「汝不可解なる愚人よ...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...極めて凡人極めて愚人たるに甘ぜんとしていた...
伊藤左千夫 「家庭小言」
...しかしながらその間に己(おのれ)で己(おのれ)に帰っていうに「トーマス・カーライルよ、汝は愚人である、汝の書いた『革命史』はソンナに貴いものではない、第一に貴いのは汝がこの艱難(かんなん)に忍んでそうしてふたたび筆を執(と)ってそれを書き直すことである、それが汝の本当にエライところである、実にそのことについて失望するような人間が書いた『革命史』を社会に出しても役に立たぬ、それゆえにモウ一度書き直せ」といって自分で自分を鼓舞して、ふたたび筆を執って書いた...
内村鑑三 「後世への最大遺物」
...宗教は詩人と愚人とに佳(よ)くして実際家と智者に要なしなどと唱うる人は...
内村鑑三 「デンマルク国の話」
...侯にして藩閥に殉ずるほどの愚人ならば初めより政友會を組織する如き無益の勞苦を爲すの謂れなく...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...それら無数の憐(あわ)れな愚人どもは...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...愚人であり悪念の人であろう...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...愚人は得てこんなところに意地を張るものだ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...すべて善人か愚人にあるものじゃ」「ヘエ――」「悪人はもう少しノッペリして凄味があるな」ガラッ八もうすっかり面喰らってしまいました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「泣かんか愚人の如く...
林芙美子 「大島行」
...甚しきは子を育つるの法さえも知らざる程の大愚人大馬鹿者なるゆえに...
福沢諭吉 「女大学評論」
...智なき者は愚人なり」とあり...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...政府は衆智者の集まるところにして一愚人の事を行なうものと言うべし...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...You are a fool to steal, if you can't conceal.(イギリス)隠すことを知らずして盗む者は愚人なり...
穂積陳重 「法窓夜話」
...愚人にのみ悲劇が生ずる...
牧野信一 「吊籠と月光と」
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