...愚人の言葉は聞き流す...
...あの人は愚人にもほどがある...
...愚人の考えには付き合わない方がいい...
...愚人から学ぶことは何もない...
...愚人の行動には理解できないことが多い...
...「愚人を相手に得々然たること能はざる政治家は...
芥川龍之介 「大久保湖州」
...神聖な愚人の一生である...
芥川龍之介 「じゅりあの・吉助」
...正に愚人の閑事業たるに過ぎない...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...此差はソクラテスと愚人との差である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...之に反し凡て我がこの言を聴きて之を行わざる者は砂の上に家を建し愚人(おろかなるひと)に譬えられん...
内村鑑三 「聖書の読方」
...文学を一生の業として気構えた時、愚人は、かえって私を組し易しと見てとった...
太宰治 「東京八景」
...かつて佐藤春夫が云ったことに聾者(ろうしゃ)は愚人(ぐじん)のように見え盲人(もうじん)は賢者(けんじゃ)のように見えるという説があった...
谷崎潤一郎 「春琴抄」
...いはゞ彼は愚人で...
種田山頭火 「行乞記」
...多くの愚人らにたいして...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...などがついにはフランスの大学をして牡蠣(かき)(愚人)の人工培養場たらしむるに至りはしないかを気づかっていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...「何ひどいものか、あんなのは婦人じゃない、愚人だ、ねえ迷亭君」「愚人かも知れんが、なかなかえら者だ、大分(だいぶ)引き掻(か)かれたじゃないか」「全体教師を何と心得ているんだろう」「裏の車屋くらいに心得ているのさ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...もとより我れは愚人なり...
一葉 「暗夜」
...『若(も)し醜飾(しうよしよく)すると云(い)ふことを知(し)らないならお前(まへ)は愚人(ばか)だ』愛(あい)ちやんは最(も)う其(そ)れについて質問(しつもん)する勇氣(ゆうき)も何(なに)も無(な)くなつて了(しま)ひ...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...しかるに愚人ら古法通りに我を待遇せぬ故活きいるつもりでないと...
南方熊楠 「十二支考」
...愚人むきの死・賢人むきの死・があるのだから...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...(c)あたかも判断の欠如ほど普遍的なることなきかのごとく(キケロ)だが愚人の数多きことこそ知恵をいよいよ尊くするものなれ(聖アウグスティヌス)...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...漢語まじりの難解文を作り臂(ひぢ)を振つて威張りし愚人も...
山路愛山 「明治文学史」
...もともと賢人も愚人もない...
吉川英治 「大岡越前」
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