...愚かな彼らは「芸術家」という一枚の不渡手形を...
伊丹万作 「映画界手近の問題」
...共に愚かなる一方の主人公にして...
高木敏雄 「比較神話学」
...これは愚かなそして卑怯(ひきょう)な事に相違なかった...
寺田寅彦 「雑記(1[#「1」はローマ数字、1-13-21])」
...そういう意味から言って現代の俳諧に元禄時代(げんろくじだい)のような句ばかり作ろうとするのは愚かなことであろう...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...斯る事喃々するも愚かなり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...しだいに遠く連れて行く愚かな悪魔が...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...獰猛(どうもう)な愚かな生命のあらゆる蛮行に飽きはてた後...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それはこの愚かな邪悪な町にふさわしい忌むべき中傷であると...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...愚かなことをしたものかな...
新渡戸稲造 「自警録」
...実父ばかりが単に愚かな滑稽人物に写つて困るが...
牧野信一 「円卓子での話」
...愚かな私は賑やかなところからの迎への方が嬉しさうであるかのやうだつた...
牧野信一 「老猾抄」
...この愚かなことが一九三三年から以後の日本にはあったのです...
宮本百合子 「新しい抵抗について」
...そんな愚かな偏見に煩わされない若者たちが...
宮本百合子 「科学の常識のため」
...私はこう思ったの両方のどちらか自分の方が相手よりも強くて賢いと思ったらそう思った方が相手に負けてあげるのよ自分よりも弱い者や愚かな者と喧嘩して勝っても自慢にはならないでしょう?だから負けてあげるのよ」「すると相手からぶたれてもなぐられてもかね相手からののしられても踏みつけにされてもかね?なるほどそうすれば喧嘩は成り立たないから...
三好十郎 「詩劇 水仙と木魚」
...私はかなり愚かな人間です...
三好十郎 「清水幾太郎さんへの手紙」
...ただ愚かな流行に押されて...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...愚かないたずらに舌をうごかされな...
吉川英治 「上杉謙信」
...人間ほど愚かな動物はないということになる...
吉川英治 「新書太閤記」
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