...だからそこにはあるいは愚かしい私らの考えの一端があるかも知れない...
大島亮吉 「涸沢の岩小屋のある夜のこと」
...子供の愛に惹(ひ)かされて自分たちの身を埋れ木にするのが愚かしいと云う考にも二人ながら行き着いていた...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...何という連中なのだろう! 何という愚かしい毎夜...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「犬を連れた奥さん」
...『何もかも実に愚かしいきわみだ!』もはや何一つ待ち設けるものもない今になってみると...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「接吻」
...こんなことも考えた――この態度の中には自分のような愚かしい道心に対する...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...ただ虫のように愚かしい弱々しい心が...
豊島与志雄 「一つの愛情」
...ただ今申した家老の愚かしいのにも任せておけまい...
直木三十五 「南国太平記」
...意味も目的も無い・まじりけの無い悪意だけがハッキリその愚かしい顔に現れている...
中島敦 「環礁」
...意味も目的も無い・まじりけの無い惡意だけがハツキリ其の愚かしい顏に現れてゐる...
中島敦 「環礁」
...(14)愚かしい者ども知恵(ちえ)の結晶をもとめては大空のめぐる中でくさぐさの論を立てた...
オマル・ハイヤーム 'Umar Khaiyam 小川亮作訳 「ルバイヤート」
...こんな些細な茶飯事に……であればあるだけ自らの愚かしい邪推が気の毒になつて...
牧野信一 「公園へ行く道」
...「いえその愚かしいエーエー」ピシリピシーリ...
正岡容 「小説 圓朝」
...愚かしい殺し合いのために...
三好十郎 「肌の匂い」
...愚かしい後悔もこもごも覚えることになりましたのは残念です...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...どうしてそんな愚かしい事が...
柳田国男 「山の人生」
...あの愚かしいあやまちは...
山本周五郎 「赤ひげ診療譚」
...愚かしいほど善良だということがわかった...
山本周五郎 「さぶ」
...親の口からこんなことを云うのは愚かしいかもしれないが...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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