...一同はぼんやりとした驚愕を感じながら...
レオニード・ニコラエヴィッチ・アンドレーエフ 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...射ちました」「女?」宇治は愕然(がくぜん)として立ちすくみ斜面へ二三歩よろめいた...
梅崎春生 「日の果て」
...杜は気絶をせんばかりに愕いたが...
海野十三 「棺桶の花嫁」
...このわしを」ミルキ閣下は愕きの目をみはった...
海野十三 「十八時の音楽浴」
...そして非常に愕きの色を現わして...
海野十三 「蠅男」
...――」と近づいた警官が愕きの声をあげた...
海野十三 「蠅男」
...また新たなその大きな愕きと...
海野十三 「什器破壊業事件」
...彼は驚愕と喜悦(きえつ)の為に...
江戸川乱歩 「一寸法師」
...と手の札束に気がついて愕く...
林不忘 「安重根」
...何ともつかぬ一種の驚愕(きょうがく)の表情を示して星田を見なおした...
浜尾四郎 「殺人迷路」
...人知れず愕然として首を振つた...
牧野信一 「山を越えて」
...突然喜ばしい驚愕に変った...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「衣裳戸棚」
...」男の声に愕いて...
矢田津世子 「罠を跳び越える女」
...恐らく大部分の人に驚愕(きょうがく)を与えるであろうし...
柳宗悦 「工藝の道」
...想わずあっと愕(おどろ)きの叫びを立てましたが...
山下利三郎 「流転」
...塢には、郭(かくし)、張済(ちょうさい)、李(りかく)などの大将が一万余の兵を擁して、留守を護っていたが、「董太師には、禁廷において、無残な最期を遂げられた」との飛報を聞くと、愕然、騒ぎだして、都の討手が着かないうちに、総勢、涼州(りょうしゅう)方面へ落ちてしまった...
吉川英治 「三国志」
...廖化は愕然(がくぜん)として頭をたたき...
吉川英治 「三国志」
...自失するほど愕いたのも――いや恐怖に襲われたのもあながち無理ではなかった...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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