...愕きの声をのんだ...   
海野十三  「地獄の使者」 
...今出てきたのは有名な××ビルだったのには愕いた...   
海野十三  「深夜の市長」 
...愕(おどろ)きの声を放った...   
海野十三  「月世界探険記」 
...愕くどころか、博士は、矢庭(やにわ)に手をのばして、その大蜘蛛の胴中(どうなか)をつかんだものである...   
海野十三  「毒瓦斯発明官」 
...かずかずの愕(おどろ)くべきものが...   
海野十三  「蠅男」 
...そもそも何を語っていたのであろうか?疑問の第二の海峡帆村探偵が愕(おどろ)いたのも無理がない...   
海野十三  「流線間諜」 
...藤野先生は愕然(がくぜん)として矢島を呼び...   
太宰治  「惜別」 
...夕闇にもありありと驚愕の色を見せた...   
チェスタートン Chesterton 直木三十五訳 「青玉の十字架」 
...然らざれば殊更(ことさら)に風景を指(ゆびさ)して嘆賞し若(も)しくは甚しく驚愕(きょうがく)するが如きさまをなせり...   
永井荷風  「江戸芸術論」 
...いまの母は何かすばらしい贈物をして愕(おどろ)かせたいと思っているらしい...   
林芙美子  「新版 放浪記」 
...それに続く驚愕(きょうがく)の遺体蒸発です...   
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」 
...愕(おどろ)いたのは当然としても...   
牧逸馬  「女肉を料理する男」 
...すてははじめて眼に驚愕の情をあらわし...   
室生犀星  「舌を噛み切った女」 
...難曲といわれているものをも易々と歌いこなす度胸には愕かされるが...   
矢田津世子  「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」 
...彼の喝破せし此主義が如何に開化党に歓迎せられて守旧党に驚愕せられたるよ...   
山路愛山  「明治文学史」 
...決して愕(おどろ)き騒ぐには当らない」彼はすぐ兵一隊に命じて例の車輛をこれへ曳いてこいと命じた...   
吉川英治  「三国志」 
...高氏は驚愕に打たれた風でもない...   
吉川英治  「私本太平記」 
...そう愕(おどろ)いた様子もない...   
吉川英治  「新書太閤記」 
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