...これ実に愕心(がくしん)瞠目(だうもく)すべき大変転也...
石川啄木 「閑天地」
...全く愕きますよ」(そうか...
海野十三 「人造人間事件」
...愕くことは一向になかった...
海野十三 「人体解剖を看るの記」
...足の裏から振動が匐いあがって来る」「ええッ……」春部は愕いて帆村の胴中を両腕で締めた...
海野十三 「千早館の迷路」
...敬二少年の愕(おどろ)きを余所(よそ)に...
海野十三 「○○獣」
...万は愕(おどろ)いて...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「五通」
...そうした宵にふとめざめた良心の声に愕然として...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...今や愕然と崩壊して...
中井正一 「美学入門」
...しかしながら、驚愕と、恐怖とで、夢中で走り出した娘の足と、あっけに取られている四方の人の慌(あわ)てふためいている間に、再び走りかかった米友が、右の娘の袂をつかまえて、全く動かさないことにしてしまったのは、雑作(ぞうさ)もないことで、「ね、よっちゃん、もう一ぺん、よくおいらの面(かお)をごらん、米友に違えねえだろう」と、三たびその面を摺(す)りつけました...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼(かれ)は何時(いつ)の間(ま)にか極端(きよくたん)に人工的(じんこうてき)の整理(せいり)を施(ほどこ)された耕地(かうち)に驚愕(おどろき)の目(め)を(みは)つた...
長塚節 「土」
...その声を聞くと長老はやゝ愕然としたらしく反響するやうに重く応(こた)へた...
長與善郎 「青銅の基督」
...彼を愕かした少年との間には...
葉山嘉樹 「乳色の靄」
...愕然とした一同は...
牧逸馬 「チャアリイは何処にいる」
...やはりどうぞ御勝手にと愕かない...
正岡容 「我が圓朝研究」
...些細(ささい)な愕(おどろ)きに過ぎない...
吉川英治 「上杉謙信」
...官兵衛は愕(おどろ)いた...
吉川英治 「新書太閤記」
...愕(おどろ)くにはあたらぬ」さすがに...
吉川英治 「新書太閤記」
...童子の敏感に愕(おどろ)きながら...
吉川英治 「宮本武蔵」
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