...従つてかかる思想に反応するは(少くとも意識的に)人間獣の一生...
芥川龍之介 「小説作法十則」
...したがつて我々は意識的に一応退化しなければならない...
伊丹万作 「映画と民族性」
...そとの現在のことはいっさい例の無意識的にあきらめて...
大杉栄 「続獄中記」
...多くの場合之は無意識的に犯されるであろう...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...科学的研究を意識的に進めた結果を集成整理して出来た世界観ではなく...
戸坂潤 「科学論」
...マルクスに至って初めて意識的になったということには...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...それまで自由主義の思想が特に意識的に旺盛を極めていたからではない...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...意識的に目的にむかって突進し...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...無意識的にせよ何かの口実だったのであろう...
豊島与志雄 「道化役」
...かくれん坊するのを見て居るとどうも少し意識的にやる様だ...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...だが無意識的には反マルクス主義派であれば...
平林初之輔 「昭和四年の文壇の概観」
...行為の形も無意識的にせよ発明に属している...
三木清 「哲学入門」
...それが意識的に表象するところのものは既に前に無意識的にそのうちに含まれてあつたものである...
三木清 「認識論」
...かやうにしてライプニツは、或る意味では、即ち無意識的には、あらゆる表象は生具するものであり、そして他の意味では、即ち意識的には、人間の精神にはなんらの表象も生具してゐないと考へた...
三木清 「認識論」
...意識的あるひは無意識的に顧られないか...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...『二葉亭全集』をよんだら扉に「ロシア文学は意識的に人生を描いている...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...これを彼が全部意識的に――ズルく計算した上でやっているとは私には思えない...
三好十郎 「恐怖の季節」
...「楽焼」の如きはこの美しさを意識的に追った茶器である...
柳宗悦 「民藝四十年」
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