...そういう意気ごみで...
海野十三 「赤外線男」
...本当の科学小説はいよいよ今後に書くぞという作者の意気ごみを示したいことと...
海野十三 「『地球盗難』の作者の言葉」
...自分たちだけでも突撃しようという意気ごみであった...
海野十三 「超人間X号」
...私はもう自分の疲労も、空腹も、意地も、意気ごみも、一種の狂気も忘れ、いきなり走り戻ると、一郎の前に背中を向けてやり、ぐんなり、崩れ、しっかり両手で纒りついたその小さい身体を、無言のまま背負い上げてやった...
田中英光 「箱根の山」
...大した意気ごみじゃありませんか...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「かもめ」
...自分の重大な遠征にあわれな坊さんを捕虜にしてぜひとも連れ出そうという意気ごみらしかつた...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「とけない問題」
...どんなことでもやってのけそうな意気ごみで...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...運搬係りは今日を有終の美にする意気ごみであった...
本庄陸男 「石狩川」
...健坊の父さんとは又違った意気ごみを示して居るのも面白うございます...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...それを一つにまとめて貫徹させる意気ごみだけが...
柳田国男 「母の手毬歌」
...父の市三郎からそういう意気ごみだった...
山本周五郎 「新潮記」
...あまりに意気ごみ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...いまのふたりの意気ごみ方が...
吉川英治 「大岡越前」
...初陣(ういじん)の意気ごみは格別で...
吉川英治 「黒田如水」
...二人の意気ごみを抑(おさ)え...
吉川英治 「三国志」
...魯粛は意気ごみぬいて...
吉川英治 「三国志」
...意気ごみを引いて...
吉川英治 「私本太平記」
...最初の意気ごみも殺(そ)がれて来た...
吉川英治 「源頼朝」
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