...意地の悪い目でウルフをにらみつけ...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「リップ・ヴァン・ウィンクル」
...少しでもその意地の悪い心に落ちないことがあると...
岩野泡鳴 「耽溺」
...あなたに意地の悪いような事ばかり申しましたが...
太宰治 「新ハムレット」
...私を冷血動物で意地の悪い女だとさえ云う...
谷崎潤一郎 「鍵」
...第三号は第一号のように意地の悪い顔であったがこの第四号は第二号のように温厚らしくできた...
寺田寅彦 「自画像」
...臆面もなく意地の悪い声を立てて笑いだした...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...意地の悪い讒誣(ざんぶ)が広まって...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...いささかも意地の悪い表情はなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...意地の悪い事に自分の行く路は明るくもなってくれず...
夏目漱石 「坑夫」
...そんな意地の悪い事するのは...
夏目漱石 「明暗」
...こっちの「我(が)」以上に相手が意地の悪い事をするように見えたからである...
夏目漱石 「明暗」
...意地の悪い劇場と...
野村胡堂 「楽聖物語」
...意地の悪い微笑を浮べております...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...意地の悪いオールドミスになるだろう...
久生十蘭 「あなたも私も」
...全世界が彼には意地の悪い敵のように思われてきた...
平林初之輔 「二人の盲人」
...あの意地の悪いほど無関心な...
山本周五郎 「新潮記」
...そしてまるで人が違ったような意地の悪い眼だった...
山本周五郎 「日本婦道記」
...底意地の悪い声を出しながら私をふり返った...
夢野久作 「鉄鎚」
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