...意味の深い事実である*...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...放下着――何と意味の深い言葉だらう...
種田山頭火 「其中日記」
...今にして始めてその言葉の意味の深いのを知つた...
田山録弥 「スケツチ」
...ただ世の中にマスク人種と非マスク人種との存在する事実を実に意味の深い現象としてぼんやり眺めているばかりである...
寺田寅彦 「変った話」
...互いに相容(あいい)れうる範囲内でのあらゆる段階に分化された諸相がこの狭小な国土の中に包括されているということはそれだけでもすでに意味の深いことである...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...極めて意味の深いことだと云わねばならぬ...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...併し私は大變無邪氣であつて而かも意味の深い話であると思つて居りますから...
朝永三十郎 「懷疑思潮に付て」
...かなりごたごたしたしかもきわめて意味の深いおしゃべりを田舎言葉(いなかことば)でやり出した...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...意味の深い別れの宴を開きました...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...八五郎と意味の深い眼配せを交して別れ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...もつとずつと意味の深い...
萩原朔太郎 「田端に居た頃」
...意味の深い心の糧(かて)となつて了つた...
三島霜川 「平民の娘」
...意味の深い白紙であつた...
水野仙子 「響」
...一人々々その楯に意味の深い形(かた)を附けていた...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...ここは大層意味の深い一節である...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...この田代という地は全国に何百とあるが意味の深い地名だ...
柳田國男 「地名の研究」
...と申すまじない歌と相俟(ま)って意味の深い行事である...
柳田国男 「年中行事覚書」
...平安藤原の民衆にとって仏寺や神社の祭典がいかに意味の深いものであったかを思えば...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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