...それよりも遥かに意味の深い...
芥川龍之介 「「菊池寛全集」の序」
...」――マタイよりも古いと伝へられるマコは彼のクリストの伝記の中にかう云ふ意味の深い一節を残した...
芥川龍之介 「西方の人」
...意味の深い事実である*...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...今にして始めてその言葉の意味の深いのを知つた...
田山録弥 「スケツチ」
...それが何かの意味の深い謎ででもあるような気がするのであった...
寺田寅彦 「浅草紙」
...ただ世の中にマスク人種と非マスク人種との存在する事実を実に意味の深い現象としてぼんやり眺めているばかりである...
寺田寅彦 「変った話」
...これははなはだ意味の深い事実である...
寺田寅彦 「日本楽器の名称」
...互いに相容(あいい)れうる範囲内でのあらゆる段階に分化された諸相がこの狭小な国土の中に包括されているということはそれだけでもすでに意味の深いことである...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...連歌と俳諧の分水嶺(ぶんすいれい)に立った宗祇(そうぎ)がまた行脚(あんぎゃ)の人であったことも意味の深い事実である...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...――日本の代表的な思想雑誌の一つに於けるこの一例は意味の深いものだ...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...併し私は大變無邪氣であつて而かも意味の深い話であると思つて居りますから...
朝永三十郎 「懷疑思潮に付て」
...顔を赤くしたのは「はい」という承諾の言葉よりもかえって意味の深いものと思った...
永井荷風 「ひかげの花」
...これは非常に意味の深い言葉であって...
中谷宇吉郎 「自然の恵み」
...従って生死界中にあって最も意味の深い...
「高浜虚子著『鶏頭』序」
...そして何か特別に意味の深いことを言う時のほかは...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...意味の深い願(ねがい)の果(はて)か...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...この田代という地は全国に何百とあるが意味の深い地名だ...
柳田國男 「地名の研究」
...平安藤原の民衆にとって仏寺や神社の祭典がいかに意味の深いものであったかを思えば...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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