...その又ロツペを支配してゐるものは Pou-Fou 新聞の(この『プウ・フウ』と云ふ言葉もやはり意味のない間投詞です...
芥川龍之介 「河童」
...校長は独語(ひとりごと)の様に意味のないことを言つて...
石川啄木 「足跡」
...敵の主力軍を遙かにはずれた所で意味のない努力を費やした後...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...ああした擬似科学論など凡そ意味のないものであり...
戸坂潤 「最近日本の科学論」
...「これはまったく意味のないことだ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...意味のない事を言って...
永井荷風 「※[#「さんずい+(壥−土へん−厂)」、第3水準1-87-25]東綺譚」
...意味のない数字である...
中谷宇吉郎 「琵琶湖の水」
...連日意味のない喧噪に明け暮れているうちに...
中谷宇吉郎 「亡び行く国土」
...何百倍幸福になるか知れないじゃないか」「そんな意味のない口先だけの論理(ロジック)が何の役に立つものかね...
夏目漱石 「行人」
...憎いな」平次はこの意味のない殺戮者(さつりくしや)を...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...意味のないことをするもんだ...
久生十蘭 「川波」
...せっかくのアリスの顔見せ(レセプシオン)も意味のないことになってしまいました...
久生十蘭 「淪落の皇女の覚書」
...意味のない慰めなんぞを言うと...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...彼は意味のないことを喚(わめ)きながら...
山本周五郎 「青べか物語」
...」二人は強いてこんな意味のない言葉ばかりを探さねば...
横光利一 「旅愁」
...何をさしていったのだ」「べつに意味はありません」「意味のないことを独りでいうたわけがあるか」「あまり山道が淋しいので...
吉川英治 「三国志」
...ニヤリと意味のない...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...救いを必要とする人がなくては意味のないものである...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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