...なんらの意味あるにあらざれども...
井上円了 「おばけの正体」
...若し金ある爲めに文太郎の病氣を救ひ得るとすると此一事だけでも相當に意味ある仕事を爲し得たことになる...
高濱虚子 「續俳諧師」
...一擧手一投足も各意味あるが如く他を見自己を解釋してゐたのであるが...
高濱虚子 「俳諧師」
...もっともそうは申すもののその「や」「かな」を極めて難解な意味あるもののごとく論じて...
高浜虚子 「俳句とはどんなものか」
...一時一処の国民性を擺脱(はいだつ)せよと要求するの(其の要求の当否は別論として)之れを描けと要求するの殆ど無意味なる勝(まさ)りて新意味あるを認めずばあらざる也(なり)...
綱島梁川 「国民性と文学」
...真に独創的にして意味ある部分は寧ろ...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...吾々にとって最も意味あるように特色づける他の概念は...
戸坂潤 「科学方法論」
...吾々はその方程式の幾つかの根の内で恐らくその一部のものを意味あるものとして採用し他のものを意味のないものとして捨てるであろう...
戸坂潤 「幾何学と空間」
...その要領を指導して呉れるような意味ある批判をまつものである...
戸坂潤 「思想としての文学」
...一般にこうした現象主義は資本制末期に於ける経済理論の意味ある共通特色ではないだろうか...
戸坂潤 「読書法」
...畫は事件の説明として意味あるものにすぎざりしが...
内藤湖南 「概括的唐宋時代觀」
...何の意味ある笑い方であったか...
中里介山 「大菩薩峠」
...一種芸術的に解せられていたというのは意味あることであって...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...意味ある反応は期待しがたいという結論になった...
宮本百合子 「ある回想から」
...意味ある建設性を求めている...
宮本百合子 「「インガ」」
...チラと何か意味あるようにうごきますと...
吉川英治 「江戸三国志」
...「意味ある形」として重んぜられていたらしい...
和辻哲郎 「人物埴輪の眼」
...しかし意味ある形のうちの最も重要なものが人の顔面であったがゆえに...
和辻哲郎 「人物埴輪の眼」
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