...彼は常に感謝を以つて此等の好意を受けるやうに心掛けてゐた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...そんな注意を受けるまでもなく...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...好意を受けることにしました...
橘外男 「墓が呼んでいる」
...ないとは限りませんからね」幸子はこう云う注意を受けるのは今度が始めてではなかった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...人から注意を受けるのだが...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...そういう好意を受けると動かないではおれなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...或る好意を受ける時...
豊島与志雄 「反抗」
...その好意を受ける事のできない身の上を省みて涙を催さずにはいられなかったのである...
永井荷風 「つゆのあとさき」
...あなたからそんな御注意を受ける必要はありません」「注意を受ける必要がないのじゃありますまい...
夏目漱石 「明暗」
...おおかた注意を受ける覚(おぼえ)がないとおっしゃるつもりなんでしょう...
夏目漱石 「明暗」
...彼らは他(ひと)から注意を受けるまでもなくよくそれを心得ていた...
夏目漱石 「明暗」
...そうして温泉行の費用は吉川夫人の好意を受けるという案に同意させられた...
夏目漱石 「明暗」
...時々は樣子を知らせるんだぜ」平次の同意を受けると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...この池長氏の好意を受ける事になって...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...素直に先の御厚意を受けるのが礼だと思いますよ...
宮本百合子 「伊太利亜の古陶」
...こうした因縁と思いあきらめて好意を受けることにし...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...伏し眼になった姿勢はそういう好意を受ける気持のないことを頑(かたくな)なほど表明していた...
山本周五郎 「柳橋物語」
...これらの人々のお蔭で教会は秀吉から非常に好意を受けることが出来た...
和辻哲郎 「鎖国」
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