...実際(じっさい)愉快(ゆかい)なんですよ...
ハンス・クリスチャン・アンデルゼン Hans Christian Andersen 菊池寛訳 「醜い家鴨の子」
...七、八人の古物蒐集家が集って来たので、柏木氏が持ち出す陶器その他の貴重な品に就て、彼等と会話を交え、意見をたたかわすことは、誠に愉快だった...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...なにか人生の深遠さの偲ばれるようなこころ愉しさを思いやりながら...
大鹿卓 「金山※[#「插」でつくりの縦棒が下に突き抜けている、第4水準2-13-28]話」
...文學は、人を墮落させるものではないのです、等といま、ここで御母堂に向つて申し上げるやうな氣持で書いてゐると、私も邪心無く、愉快になります...
太宰治 「田中君に就いて」
...しかし交通の不便なところだけに旅客を不愉快にさせるやうないやな気分はない...
田山録弥 「町」
...このような家庭の災難など外へ言いふらされるのは愉快ではありません...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 加藤朝鳥訳 「同一事件」
...やたらに愉快になって...
豊島与志雄 「奇怪な話」
...愉快な血色のよい母親らしい様子の女が...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...そんなことが貴方には不愉快になるだろうか...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...「歌の都へ行く」スクリーンが大きいと又、グロテスクな顔が拡大されて、とても不愉快...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...決して不愉快ではなかつたが僕は...
牧野信一 「センチメンタル・ドライヴ」
...それは彼女の愉快な冒険であった...
松本泰 「暴風雨に終わった一日」
...それに工夫をこらすのが又一つの愉快さをやがて感じさせ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...あの不愉快な思いに噛まれる...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...彼のする仕事の中でこれほど愉しみなことはないそうだ...
横光利一 「夜の靴」
...この夜の愉しさも...
横光利一 「旅愁」
...こころも愉しまず...
吉川英治 「新・水滸伝」
...愉快そうに云って...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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