...それも亦僕には愉快だつた...
芥川龍之介 「歯車」
...そしてそれは屑(ごみ)運搬人とすれ違うのと同じ位不愉快である...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...すこぶる愉快になった...
魯迅 井上紅梅訳 「狂人日記」
...愉快な小地点(スポット)だった...
谷譲次 「踊る地平線」
...とそんなことを云う愉快な男でしたが...
豊島与志雄 「肉体」
...必ずしも不名誉なことでも不愉快なことでもない...
豊島与志雄 「裸木」
...私は貴方に対する愉快な義務として...
「木下杢太郎著『唐草表紙』序」
...その愉しさはまるで泡雪(あはゆき)のやうなたよりないものである事も承知だつた...
林芙美子 「浮雲」
...あの不愉快な気持――つまり...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...感謝どころか実に愉快だ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部秘話」
...平常の高座もずいぶん愉快なワイセツ振りだったが...
正岡容 「艶色落語講談鑑賞」
...わきから思ってもいなかった話を注ぎこまれるというのは愉快なことでしょうか...
宮本百合子 「朝の話」
...涙の出るような愉快だ...
宮本百合子 「犬のはじまり」
...第一不愉快だわ...
森本薫 「華々しき一族」
...ただし愉快な社交的な知恵を守らせたまうアポロンに...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...どれもこれもいやな不愉快なものと思われて来た...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...疲れた時に讀むとしてはこれくらゐ愉快な文獻はない...
吉江喬松 「山岳美觀」
...その愉しさが忘れられないで...
吉川英治 「折々の記」
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