...試しに味わってみて1人の旅客はそれが不愉快な香りのすることに気がつき...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...老いたる父母が予の決心を知って又深く愉快を感じたは疑を要せぬ...
伊藤左千夫 「家庭小言」
...嘸ぞ迷惑するだろうと思うと迚も愉快でした...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「青い風呂敷包み」
...都の人は花も紅葉もない浦の苫屋(とまや)を見渡して愉快に感じ...
丘浅次郎 「いわゆる自然の美と自然の愛」
...木切れが多ければ多いほどそれはわたしに愉快な仕事を思い出させるに一層役だった...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...無意味というよりは不愉快である...
寺田寅彦 「映画時代」
...ホームズがこの私の見事な間違いぶりに愉快そうにほほえんだのがわかった...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 三上於菟吉訳 「患者兼同居人」
...あの愉快なはだしの少年の家族だった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...只一冊のワイルド・プロフォンディスにも愉しみをかけて読むなり...
林芙美子 「新版 放浪記」
...なんとなく秘密な愉しさを発見したように...
林芙美子 「泣虫小僧」
...これも神様のあたえてくだされた一つの愉楽なのです」そこで...
フランス Anatole France 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...五月四日(金曜)「オール読物号」送って来たの見ると、とう/\書けずにスッポかした「春の旅」て特集に、僕の名で堂々と「道行き何とか」てのが出てる、不愉快、一言のことはりもないのはいやだ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...今でも昔の余と同じやうにこの西洋風の庭を愉快に感ずる人がきつと多いであらうと思ふ...
正岡子規 「病牀六尺」
...描いて置いて思い出した時見なおすと愉快なものです」日下部は...
宮本百合子 「伊太利亜の古陶」
...なかなかギロリはつよい光度をもっていて愉快ね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...きりぎりす自身は愉快で楽しくて暫くでも黙っていられないのである...
室生犀星 「螽※[#「虫+斯」、第3水準1-91-65]の記」
...愉快愉快...
横光利一 「旅愁」
...お愉しみの邪魔をするのだい...
吉川英治 「新・水滸伝」
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