...かの輩は債あるときは期を愆(あやま)たず額をたがへずして拂ふなり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...四節において彼は「汝の子供かれ(神)に罪を獲(え)たるにやこれをその愆(とが)の手に付(わた)し給えり」というた...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...「何とて汝(なんじ)わが愆(とが)を尋ねわが罪を調べ給うや」という(二節及び六節)...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...わが愆(とが)はすべて嚢(ふくろ)の中に封ぜられ汝わが罪を縫いこめ給わん」と訳すべきである...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...愆(とが)と罪を抑えて外に出(い)でざらしむというのである...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...そしてキリストの十字架あるが故に我らの愆(とが)はすべて嚢(ふくろ)の中に封ぜられ...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...「我はわが愆(とが)を知る...
夏目漱石 「三四郎」
...「罪(つみ)なくして愆(あやま)ちを得る者は非常の人...
新渡戸稲造 「自警録」
...罪ありて愆(あやま)ちを免(まぬか)るる者は奸侫人(かんねいじん)...
新渡戸稲造 「自警録」
...これ大に愆れるものなり...
原勝郎 「貢院の春」
...世界の刺戟と啓発によりてわが愆(とが)をあらため...
久生十蘭 「だいこん」
...これを藉り来つて錦橋本の愆(あやまり)を繩(たゞ)さうとした...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...君は約束の日に期を愆(あやま)らずに来てくれた...
アンリ・ド・レニエエ Henri de Regnier 森林太郎訳 「復讐」
...身ヲ浮雲ニ寄ス滄海(ソウカイ)ノ東久シク恩義ヲ愆(アヤマ)ツ世塵(セジン)ノ中(ウチ)花ヲ看(ミ)ツ月ニ対シ窮(キワ)マリ無キノ恨(ウラミ)散ジテ暁天(ギョウテン)草木ノ風そうだ...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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