...すなわち外人の恐惶(きょうこう)を催(もよお)したる所以(ゆえん)にして...
石河幹明 「瘠我慢の説」
...誠惶誠恐(かしこみかしこみ)...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...それは秘密を見知られた時にでもするような惶て方であった...
田中貢太郎 「竇氏」
...傍に「畏怖」と「*驚惶」伴へり...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...恐惶(きょうこう)謹言...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...弟子達の困憊(こんぱい)と恐惶(きょうこう)との間に在って孔子は独り気力少しも衰(おとろ)えず...
中島敦 「弟子」
...考へ事をして歩いて居たれば不意のやうに惶(あわ)てゝ仕舞ました...
樋口一葉 「にごりえ」
...考へ事をして歩いてゐたれば不意のやうに惶(あは)ててしまいました...
樋口一葉 「にごりえ」
...古手の嬉しがらせに仰せを惶(かしこ)みて御別莊に御機嫌をうかゞふまでの耻はさらさじ...
一葉 「暗夜」
......
堀辰雄 「鳥料理」
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堀辰雄 「鳥料理」
...上京までの日数を数えると心が惶(あわた)だしかった...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...惶々(くわう/\)とした樣子で...
三島霜川 「解剖室」
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吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...引き返すとすると非常に惶(あわただ)しい気持でその日の終列車に乗らねばならなかつた...
若山牧水 「渓をおもふ」
...惶てて餌を代えておろすと...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...お前先生にそんな事してお貰い申しちゃ済まねエに」年寄は惶てて息子の名を呼びながら注意した...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...惶しく飲み乾すと散歩に出た...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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