...すなわち外人の恐惶(きょうこう)を催(もよお)したる所以(ゆえん)にして...
石河幹明 「瘠我慢の説」
...蒼惶(そうこう)としてまたペンを取上げた...
海野十三 「軍用鼠」
...仏陀(ぶっだ)の聖堂明智が惶しく電話室の所在を尋ね...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...惶(あわただ)しく聞き返した...
江戸川乱歩 「鬼」
...恐惶(きょうこう)謹言...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...ジャックリーヌは恐惶(きょうこう)の日々を送った...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その迎えを受けるや愴惶(そうこう)として...
中里介山 「大菩薩峠」
...大いに恐惶(きょうこう)して...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...……ご承知の通り、あの辺は小さな路地が錯綜している場所でありまして、いかんとも手の下しようがなかったとはいえ、完全に職務を遂行し得なかったことに対し、甚だ自責の念を、感じているのでありまして……その警官は、夕刊で南風太郎の殺害事件を読むと、報道された〈その女〉の風態が、前夜見た女のそれと、まさしく一致しているので、恐惶して、早速そのよしを上官に報告した...
久生十蘭 「金狼」
...豈可不恐惶乎...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...惶恐(こうきょう)、惶恐...
吉川英治 「三国志」
...恐惶頓首(きょうこうとんしゅ)して答えた...
吉川英治 「三国志」
...六波羅が高氏の叛旗(はんき)に大恐惶をおこし...
吉川英治 「私本太平記」
...恐惶謹言(きょうこうきんげん)小李広花栄(かえい)「なんだ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...蒼惶(そうこう)として...
吉川英治 「新・水滸伝」
...愴惶(そうこう)として...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...』さう叫びながら漁師たちは惶(あわ)てゝ小舟を濱からおろした...
若山牧水 「樹木とその葉」
...惶てゝ身をかはす間に二つ三つと飛んで來た...
若山牧水 「樹木とその葉」
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