...惶根尊(かしこねのみこと)...
石川啄木 「赤痢」
...惶(あわただ)しく...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...惶(あわただ)しく俥の上へ乗せた...
谷崎潤一郎 「秘密」
...ジャックリーヌは恐惶(きょうこう)の日々を送った...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...正太は大人らしう惶(かしこま)りて加減が惡るいのですかと眞面目に問ふを...
樋口一葉 「たけくらべ」
...考(かんが)へ事(ごと)をして歩(ある)いて居(ゐ)たれば不意(ふゐ)のやうに惶(あは)てゝ仕舞(しまい)ました...
樋口一葉 「にごりえ」
...河畔の村人は橋が架けらるゝ毎に嬰兒を人柱に取られると驚惶する...
南方熊楠 「人柱の話」
...惶(あわ)てて行燈の小抽斗を開けてみると...
室生犀星 「蛾」
...藝頼已降筑亀惶...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...豈可不恐惶乎...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...驚異と惶惑の夜、我等は猶筆を執る...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...雲は惶てゝ上から押かぶせやうとするがもはや力及ばない...
吉江喬松 「山岳美觀」
...万々にそなへてご遺漏なからん事をみぎ御下知に依而(よつて)火急 恐惶謹言と...
吉川英治 「私本太平記」
...蒼惶(そうこう)と立ちかけた...
吉川英治 「親鸞」
...惶てながら私はそのあとに從つた...
若山牧水 「樹木とその葉」
...』さう叫びながら漁師たちは惶(あわ)てゝ小舟を濱からおろした...
若山牧水 「樹木とその葉」
...惶てて四辺を見廻すと昨夜眠った宿屋の裏の崖山が斑々として白い...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...惶てて餌を代えておろすと...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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