...唯動くが爲に動く生活の惶しさを思へ...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...惶(あわただ)しく聞返された...
江戸川乱歩 「悪霊」
...惶(あわただ)しい舟の上の訊問を始めた...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...惶(あわただ)しく事の次第を報告した...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...草莽ノ微臣田中正造誠恐誠惶頓首々々」議会開院式より還御の鹵簿は...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...誠惶誠恐(かしこみかしこみ)...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...恐惶謹言」 だが...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...ことが」新人は酷く惶てたようにした...
田中貢太郎 「竇氏」
...謹奏田中正造 ※草莽ノ微臣田中正造誠恐誠惶頓首頓首謹テ奏ス...
田中正造 「直訴状」
...警備の隊は武器具して蒼惶として奔り出づ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...アポローン恐惶をかれらに起し...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...槽の底から大恐惶(だいきょうこう)を持ち上げる...
夏目漱石 「二百十日」
...惶(あわ)ててそこから引っ返して来た...
堀辰雄 「菜穂子」
...惶(あわ)ててそこから引っ返して来た...
堀辰雄 「楡の家」
...上京までの日数を数えると心が惶(あわた)だしかった...
正宗白鳥 「入江のほとり」
...いくらか惶(あわ)てて声をへどもどさせるのである...
室生犀星 「幻影の都市」
...蒼惶(そうこう)として奥へはいり...
吉川英治 「江戸三国志」
...私は惶てゝ一つの桃に齒をあてた...
若山牧水 「樹木とその葉」
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