...暑さに負けて、最近惰眠(だみん)を貪ってばかりいる...
...体調が悪いときの惰眠(だみん)は格別に美味しい...
...まだ寝起きで頭がボーッとしているので、惰眠(だみん)をむさぼる...
...実は夜更かしをして、惰眠(だみん)を貪り続けていることが多い...
...予定がない日は、朝から惰眠(だみん)を楽しんでいる...
...内なる神は惰眠を貪るが故に...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
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有島武郎 「星座」
...我が作れる狭き獄室に惰眠(だみん)を貪(むさぼ)る徒輩(とはい)は...
石川啄木 「初めて見たる小樽」
...議会の開けるまで惰眠を貪るべく余儀なくされた末広鉄腸...
内田魯庵 「二十五年間の文人の社会的地位の進歩」
...終(つい)には鎖国に惰眠を貪(むさぼ)ったほどに安んじて生存し得る楽土であった...
大隈重信 「東西両文明の調和を論じて帝国の将来に及ぶ」
...以上は新型式の勃興(ぼっこう)に惰眠(だみん)をさまされた懶翁(らんおう)のいまださめ切らぬ目をこすりながらの感想を直写したままである...
寺田寅彦 「俳句の型式とその進化」
...虚偽と惰眠とに対して苦闘しつつ...
序 豊島与志雄 「ジャン・クリストフ」
...天井の闇にぶら下って惰眠を貪っていた蝙蝠(こうもり)共も此の椿事(ちんじ)に仰天して表へ飛び出した...
中島敦 「南島譚」
...徒らに惰眠を貪っているあいだに...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...父方の無智に呑気な祖父母から甘い惰眠を授けられたのだ...
牧野信一 「蔭ひなた」
...社会の惰眠は目覚めることなくして終るであろう...
柳宗悦 「工藝の道」
...またすぐ元の無力と惰眠のかたまりに返って...
吉川英治 「大岡越前」
...惰眠を撲つ僕、毎夜、或ひは毎曉、寢具に入る時、書一册づつを持ちて、やどかりの如く潜りこむの惡癖あり...
吉川英治 「折々の記」
...僕ら若輩書生の惰眠を撲つ...
吉川英治 「折々の記」
...惰眠(だみん)をむさぼらんや」と叫ぶと...
吉川英治 「三国志」
...長い惰眠(だみん)にでも溺れていた気がする...
吉川英治 「私本太平記」
...父の惰眠(だみん)を醒ますように...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...そうなるとおもしろいが」惰眠(だみん)の耳もとへ鐘をつかれたように...
吉川英治 「親鸞」
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