...暑さに負けて、最近惰眠(だみん)を貪ってばかりいる...
...体調が悪いときの惰眠(だみん)は格別に美味しい...
...まだ寝起きで頭がボーッとしているので、惰眠(だみん)をむさぼる...
...実は夜更かしをして、惰眠(だみん)を貪り続けていることが多い...
...予定がない日は、朝から惰眠(だみん)を楽しんでいる...
...平門の惰眠を破る暁鐘の声を耳にしたり...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...内なる神は惰眠を貪るが故に...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...ロシアの民衆が無智の惰眠をむさぼっていたころに...
有島武郎 「広津氏に答う」
...我が作れる狭き獄室に惰眠(だみん)を貪(むさぼ)る徒輩(とはい)は...
石川啄木 「初めて見たる小樽」
...思想の発達進歩を見ることが出来やう? かの惰眠を貪る不活溌愚昧の露西亜農民は言語に絶する悲惨...
エンマ・ゴルドマン 伊藤野枝訳 「少数と多数」
...大砲で長き惰眠を破るように...
大隈重信 「政治趣味の涵養」
...終(つい)には鎖国に惰眠を貪(むさぼ)ったほどに安んじて生存し得る楽土であった...
大隈重信 「東西両文明の調和を論じて帝国の将来に及ぶ」
...以上は新型式の勃興(ぼっこう)に惰眠(だみん)をさまされた懶翁(らんおう)のいまださめ切らぬ目をこすりながらの感想を直写したままである...
寺田寅彦 「俳句の型式とその進化」
...今まで惰眠を貪ってた寄生的な町が...
豊島与志雄 「現代小説展望」
...天井の闇にぶら下って惰眠を貪っていた蝙蝠(こうもり)共も此の椿事(ちんじ)に仰天して表へ飛び出した...
中島敦 「南島譚」
...父方の無智に呑気な祖父母から甘い惰眠を授けられたのだ...
牧野信一 「蔭ひなた」
...醒めたり眠つたりする惰眠ですつかり疲労して...
牧野信一 「毒気」
...むしろ退いて惰眠を貪るかまたは単に放埒な夢と取りとめもない幻影を楽しまざるを得ないことになる...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...またすぐ元の無力と惰眠のかたまりに返って...
吉川英治 「大岡越前」
...惰眠(だみん)を偸(ぬす)む者があると...
吉川英治 「鬼」
...惰眠(だみん)をむさぼらんや」と叫ぶと...
吉川英治 「三国志」
...父の惰眠(だみん)を醒ますように...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...そうなるとおもしろいが」惰眠(だみん)の耳もとへ鐘をつかれたように...
吉川英治 「親鸞」
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