...例:自然災害での惨害を防ぐための備えが必要です...
...例:今回の事件は多大な惨害をもたらした...
...例:その映画は惨害を描いた物語でした...
...例:長期的に見た場合、その政策は大きな惨害をもたらす可能性がある...
...例:その地域では長年にわたって惨害が起こっている...
...この地方の蒙った惨害の話から農家一般の困窮で...
芥川龍之介 「仙人」
...これまでのかずかずの惨害(さんがい)事件をならべあげて...
海野十三 「海底都市」
...覚悟していた以上の惨害(さんがい)を蒙(こうむ)ったので...
海野十三 「空襲葬送曲」
...被害地中ことに惨害を蒙った吾妻村では十二月に臨時村会をひらいて...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...私はこの惨害を肩に荷負うてあくまで尽力するつもりである」と率直に意中を披瀝した...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...新政府の人々に説明して惨害の実情を知らしめる必要がある...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...住吉川と蘆屋川(あしやがわ)沿岸の惨害が甚大(じんだい)であることを知って...
谷崎潤一郎 「細雪」
...大震災の惨害を体験した動機から...
寺田寅彦 「工学博士末広恭二君」
...史上嘗て見ないほどの惨害だと言われる...
豊島与志雄 「広場のベンチ」
...その上この爆撃の大惨害を知らず...
永井隆 「長崎の鐘」
...「戦争の話、もういいわ」「たれも、もう戦争の話は聞きたがらない……だが、戦争の惨害を、トコトンまで味わった人間でなくては、ほんとうに人間のいのちをいとおしむ気持には、なれないものです」「人間のいのちを、いとおしむために、戦争をしてみる必要も、あるわけなのね?」むっとして、サト子の顔を見かえすと、吉右衛門は、失礼しますと言って帰って行った...
久生十蘭 「あなたも私も」
...戦争からの惨害が...
三好十郎 「恐怖の季節」
...戦争からの惨害の点では第一次大戦のそれにくらべれば問題にならぬほどひどかったにもかかわらず...
三好十郎 「恐怖の季節」
...あの前代未聞の征服の及ぼした惨害はひどかったのである)...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...江戸では続々火災や死傷の惨害を起したりして...
吉川英治 「銀河まつり」
...――過ぐる日の大地震の惨害もあるが...
吉川英治 「私本太平記」
...聞けば――洪水(おおみず)だけの惨害で逃げ帰って来たのではない...
吉川英治 「新書太閤記」
...これは梁山泊始まっていらいの大惨害...
吉川英治 「新・水滸伝」
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