...二つ三つ続けさまに色気の無え嚏(くしやみ)をしやがつたから...
芥川龍之介 「鼠小僧次郎吉」
...一回の嚏は嫌われたしるし...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...そのとき突然大きな嚏(くさめ)の音がした...
海野十三 「空気男」
...妾(わた)しはたしか嚏をしないのに...
海野十三 「空気男」
...碁を打つてめちやめちやになる信仰や嚏(くさめ)をしてけし飛んでしまふ哲学なぞも...
薄田泣菫 「茶話」
......
關寛 「養生心得草」
...続けざまに二つ三つ嚏(くしゃみ)が出ましたんですが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...何かいたずらをして嚏(くさめ)でもさせてやりたいような気持になった...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...嚏をしても赤面した小胆の彼を真昼中生れたまゝの赤裸になって堂々と大手をふって濶歩する自然男アダムにしてのけたは...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...朝日の光秋の如く隣家に人の嚏(くさめ)する聲も聞ゆ...
永井荷風 「荷風戰後日歴 第一」
...嚏(くしゃみ)とも...
夏目漱石 「永日小品」
...嚏(くさめ)が人の噂(うわさ)を代表したりするようなものであります...
夏目漱石 「創作家の態度」
...嚏(くさめ)すれや背中(せなか)を打(う)ちますよ...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...女王樣(ぢよわうさま)の金切聲(かなきりごゑ)は牧童(ぼくどう)の聲(こゑ)と變(へん)じました――而(そ)して赤兒(あかご)の嚏(くさめ)...
レウィス、キァロル Lewis Carroll 丸山英觀訳 「愛ちやんの夢物語」
...さていよいよ駒を生んでより馬ども耳を垂れて嚏(くさめ)噫(おくび)にも声せず...
南方熊楠 「十二支考」
...僕は嚏をしたり咳をしたりして霜に焦げた庭を見て歩いたのであつた...
室生犀星 「京洛日記」
...そうして突然に大きな嚏(くしゃみ)を一つしたが...
夢野久作 「巡査辞職」
...乱暴な嚏(くしゃみ)ねえ...
夢野久作 「超人鬚野博士」
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