...惡を去り善に就く義務は一層痛切を加へるのである...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...恰も神の世界に於ける惡魔と等しく...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...みなあなたの仕かたが惡いからです」と...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
......
武田祐吉 「古事記」
...一方郡吏が東西に奔走して色々干渉手段を廻らして途方も無い惡事ばかり働いて居るのでございます...
田中正造 「公益に有害の鑛業を停止せざる儀に付質問書」
...禮法を無視して惡口雜言を濫用するは...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...新しい思想の煩悶を教へるのは罪惡だ...
永井荷風 「新歸朝者日記」
...物を言はせずに一ヶ月睨み通した六助夫婦の安惡黨振りの小意地の惡さ――「ひどいことをしやがる」平次もさすがに胸の惡くなる心持です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...萬一惡者が忍び込んで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...惡い風邪(かぜ)でも流行(はや)らなきや宜いがと思つて居たが――」「落着いてゐちやいけませんよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...眼の惡い浪人の娘――」「宇古木兵馬さんの娘...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...惡者が惡事を前以つて知らせるのは...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...孫三郎の評判の惡さも承知...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...私も極(きま)り惡げに退(しりぞ)かうとした...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...東京の山ノ手線の停車場の崖ばらなどに散りぎは惡く何時までも咲いてゐる汚らしい奴ばかりだと思つて居たものだから...
堀辰雄 「馬車を待つ間」
...その村の惡者どもを待ち伏せてゐた...
堀辰雄 「麥藁帽子」
...箇樣に惡口をつき申さば生を彌次馬連と同樣に見る人もあるべけれど生の彌次馬連なるか否かは貴兄は御承知の事と存候...
正岡子規 「歌よみに與ふる書」
...惡魔だと言われるのです...
三好十郎 「肌の匂い」
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