...恰も神の世界に於ける惡魔と等しく...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...惡くもしたりしてゐるので...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...エヒミチは體裁惡(きまりわる)く思(おも)ひながら...
アントン・チエホフ Anton Chekhov 瀬沼夏葉訳 「六號室」
...黄金に 315富み黄銅に富めるもの)形惡しきも脚速し...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...夫れで我々は出來るだけ苦を冒し、禍惡と健鬪し、宇宙の贖罪に出來るだけの貢献をなさなければならん...
朝永三十郎 「學究漫録」
...我が醜惡な今の外形を厭はず...
中島敦 「山月記」
...「こんで同胞(きやうでえ)のえゝ噺(はなし)聞(き)くな惡(わる)かねえもんだよ...
長塚節 「土」
...まだ私(わたくし)の事(こと)を惡(にく)んでゐらつしやるでせうか」と聞(き)き出(だ)した...
夏目漱石 「門」
...こいつは俺が惡かつた...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...惡事の數も多いが...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...始末の惡い男はありません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...惡く思はないでくれ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...證據を隱すより證據をバラ撒く方が樂だと知つた惡智慧だらう」平次の説明は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
......
萩原朔太郎 「宿醉」
...惡業(わるさ)に染(そ)まらぬ女子(おなご)があらば...
樋口一葉 「にごりえ」
...鹿兒島縣十島の惡石島でも...
柳田國男 「食料名彙」
...君に一言云はなかつたのは惡かつたのはそれは先づ赦して貰ひたい...
横光利一 「書翰」
...さうした小供等のなかには心底惡い奴ばかりもゐなかつた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
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