例文・使い方一覧でみる「惜し気」の意味
スポンサーリンク...惜し気もなく煙管を投げてやった... 
芥川龍之介 「煙管」
...金銭には更に惜し気もなく...
芥川龍之介 「地獄変」
...その様子を暫く名残り惜し気に見詰めていた喬介は...
大阪圭吉 「デパートの絞刑吏」
...惜し気もなくさつと十文字に塗り消してあつた...
薄田泣菫 「茶話」
...ただ女のみがそんなにも無遠慮な惜し気のなさで...
リットン・ストレチー Lytton Strachey 片岡鉄兵訳 「エリザベスとエセックス」
...貴女はいつもその艶麗な華奢（きゃしゃ）な青春を惜し気なく弟一人のために捧げて下さった...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...欧洲に比べると日本の方が電燈を惜し気もなく使っていることは事実であるらしい...
谷崎潤一郎 「陰翳礼讃」
...惜し気もなく散る彼岸桜（ひがんざくら）を誘うて...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...何の惜し気もなく衆目（しゅうもく）にさらして...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...残り惜し気に出て行く...
久生十蘭 「魔都」
...惜し気もなく私にさらけだしてみせてしまってくれたのだろう...
正岡容 「初看板」
...土地に何の関係なければ惜し気もなくかかる濫伐を遂げ...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...惜し気もなくつけられて居る...
宮本百合子 「栄蔵の死」
...ハンケチ等いうものを惜し気もなく買うのは彼等学生であるという...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
...惜し気もなくグイグイと引詰めて結うておったもので御座います...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...惜し気もなく生命（いのち）を捨てて行く……暴動……革命等に陥って行く有様は...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...惜し気もなく地につかえて...
吉川英治 「江戸三国志」
...惜し気もなく伐（き）り下ろして焚物（たきもの）にしている形跡がある...
吉川英治 「新書太閤記」
便利！手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう？？