...わがはなはだ惑うところなり...
井上円了 「欧米各国 政教日記」
...われ之を知るに惑う...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...日頃は人をも恐れぬ小禽(ことり)の樹間に逃惑うさまいと興あり...
永井荷風 「夕立」
...ワッワッと逃げ惑う人畜の向うから...
中里介山 「大菩薩峠」
...思い惑うているそこへ...
中里介山 「大菩薩峠」
...こんな悲しいことが出来ました」弁信は逃げ惑う人に押し返されながら提灯を振り立てて...
中里介山 「大菩薩峠」
...逃げ惑う味方を追っかけている武士方に立向う...
中里介山 「大菩薩峠」
...宮が泣き惑うておいでになるのもごもっともなことに思われた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...誰も想い惑う者はない...
柳宗悦 「樺細工の道」
...と群衆は逃げ惑う...
山本笑月 「明治世相百話」
...決断がないので常に惑う...
吉川英治 「三国志」
...いちいち進路を惑うていたら限りがない...
吉川英治 「私本太平記」
...同じように動揺(どよ)めき惑うばかりだった...
吉川英治 「新書太閤記」
...よけい気が惑うていかぬもの」と...
吉川英治 「新書太閤記」
...立ち惑う連環馬の騎隊へむかって猛然と襲いかかッてきた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...そして戸惑う大きな臀(しり)を突き飛ばした...
吉川英治 「新・水滸伝」
...追い惑う侍たちを...
吉川英治 「夏虫行燈」
...味方の血に戸惑うてくるにつれ...
吉川英治 「宮本武蔵」
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