...そのレストランは、料理の「情趣」が素晴らしいです...
...彼女の書く小説には、独特な「情趣」が感じられました...
...この芸術展は、東洋文化の「情趣」が詰まっていてとても興味深いです...
...駅前には「情趣」のあるカフェがあります...
...彼の絵は、「情趣」に溢れていると思います...
...向島へ渡るものは枯草の情趣を味うとか...
淡島寒月 「亡び行く江戸趣味」
...反省と悔悟の闇にあまくこぼれおちる情趣を抱きしめる...
大手拓次 「藍色の蟇」
...家も女も田園情趣ゆたか・水をへだてゝをなごやの灯がまたゝきだしたをとこがをなごに螢とぶ水今日の行乞所得米 一升三合銭 三十八銭落葉石のおもひで(周陽時代)六月四日昨夜は興に乗じて焼酎を飲みすぎたので胃の工合はよくないけれど...
種田山頭火 「行乞記」
...秩序の中に情熱をもつところのオルガナイズの情趣をその中に見る...
中井正一 「芸術の人間学的考察」
...オルガナイズの情趣ともいわるべきものである...
中井正一 「レンズとフィルム」
...個人が社会集団の構成に対する関連の情趣を見いだす...
中井正一 「レンズとフィルム」
...これ広重の常に試みる所の最も簡単にしてまた最も情趣深き都会山水画の特徴たり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...しかし云われぬ情趣を含んだ響(ひびき)が伝えられる...
永井荷風 「曇天」
...この俗謡の情趣がわからない...
中里介山 「大菩薩峠」
...言葉にも尽せぬ情趣を醸(かも)し出したのである...
野村胡堂 「楽聖物語」
...これらの句(最後の一句は少し別の情趣であるが)を見ても解る如く...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...びちやびちや打ち寄せる静かな春の波の様子が情趣豊かにあらはされてゐる...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...俄に隆昌しだしたこの新興色町は漸く町並に一種の情趣を生じて来たところで惜しくも焼亡してしまつたのである...
正岡容 「巣鴨菊」
...為永春水の人情本そのまゝの情趣になる...
正岡容 「寄席風流」
...当時の島原の廓(くるわ)は新選組の侍が遊歩していそうな古風な情趣満々で...
正岡容 「わが寄席青春録」
...周三は一種(しゆ)暖(あつたか)い情趣(じやうしゆ)を感じて...
三島霜川 「平民の娘」
...田舎(いなか)の秋にはまだこういう情趣が普通に見られたのである...
柳田国男 「木綿以前の事」
...代わって眼前の情趣を詞章化せしむる場合に...
柳田国男 「雪国の春」
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