...そのレストランは、料理の「情趣」が素晴らしいです...
...彼女の書く小説には、独特な「情趣」が感じられました...
...この芸術展は、東洋文化の「情趣」が詰まっていてとても興味深いです...
...駅前には「情趣」のあるカフェがあります...
...彼の絵は、「情趣」に溢れていると思います...
...その萌黄色(もえぎいろ)の嫩葉に船の燈が映って情趣を添えていた...
田中貢太郎 「牡蠣船」
...かかる情趣が近代人の光の性格でもあろう...
中井正一 「芸術の人間学的考察」
...秩序の中に情熱をもつところのオルガナイズの情趣をその中に見る...
中井正一 「芸術の人間学的考察」
...個人が社会集団の構成に対する関連の情趣を見いだす...
中井正一 「物理的集団的性格」
...しかしその個人は新しき社会的集団的情趣を通さずには...
中井正一 「物理的集団的性格」
...4かかる関連の情趣を喚起する物理的集団的性格の構成体は...
中井正一 「レンズとフィルム」
...それは単なる観照的対象として関連的情趣をもっているのみではない...
中井正一 「レンズとフィルム」
...橋梁はまた遠からず近世の都市より渡船なる古めかしい緩(ゆるや)かな情趣を取除いてしまうであろう...
永井荷風 「日和下駄」
...郷土的な味の濃い人で交響楽にも室内楽にも民謡的な情趣を取り入れている...
野村胡堂 「楽聖物語」
...昔作つた詩の情趣を...
萩原朔太郎 「宿命」
...一方に赤瓦の洋風家屋などの散見する情趣...
萩原朔太郎 「田端に居た頃」
...「花に啼く蛙や雨のすみだ川」なる抱一上人が哀婉の情趣をも亦氓ぼしつくしてしまつた...
正岡容 「浅草燈籠」
...この學校に清新な異國情趣があるらしく空想したりして...
正宗白鳥 「學校の今昔」
...この情趣に大将の心はいっそう惹(ひ)かれて...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...器は人を情趣の境に誘う...
柳宗悦 「工藝の道」
...田舎(いなか)の秋にはまだこういう情趣が普通に見られたのである...
柳田国男 「木綿以前の事」
...代わって眼前の情趣を詞章化せしむる場合に...
柳田国男 「雪国の春」
...乏しいながらも或る情趣と知識とに触れることを期待して来たのに...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
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