...彼の行動には情理がないと思う...
...彼女の判断は常に情理に基づいている...
...彼の発言は常識と情理に反すると感じた...
...情理に従った判断をすることが大切だ...
...これは全く情理中の事である...
魯迅 井上紅梅訳 「「吶喊」原序」
...僅々の文字に能く情理の二ツを尽し...
宇田川文海 「松の操美人の生埋」
...情理はともかくとして...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...是の間の情理をかくまでに穿たれしや...
高山樗牛 「一葉女史の「たけくらべ」を讀みて」
...事物の情理を尽して後に初めて許される『魂のおちつき』である...
種田山頭火 「赤い壺」
...かつて島村抱月氏は情理をつくした批評ということを説かれた...
種田山頭火 「最近の感想」
...情理正しき者は皆*妻女を愛し勞はらむ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...情理からいって、同じ事です...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...如何に粗雑な思想感情理論能力の所産であるかを注意しなければならぬ...
戸坂潤 「思想としての文学」
...情理ある頼み方に感心しているところへ...
中里介山 「大菩薩峠」
...情理があって痛わしい...
中里介山 「大菩薩峠」
...よく情理を噛(か)み分けて話のできる相手だと思いましたものですから...
中里介山 「大菩薩峠」
...而して新短歌の語句から語句への推移は現に情理的であるよりも感覚的であり...
中原中也 「新短歌に就いて」
...蓋し情理的であるよりもおのづと感覚的である方が適切であるに相違ない...
中原中也 「新短歌に就いて」
...達眼(たつがん)をもって情理を見極める...
野村胡堂 「随筆銭形平次」
...客観主観感情理窟の語につきて...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...情理をわきまえた理事長の説得などによって今は軍需品をつくっている工場へ入る覚悟がきまる迄...
宮本百合子 「「建設の明暗」の印象」
...万三郎は情理をつくして語ったが...
山本周五郎 「風流太平記」
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