...末の弟は大変情けぶかい子であったが...
海野十三 「人造物語」
...彼は一層情けぶかくはなく...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...けれども年々にわたしはすこしずつ釣師ではなくなりつつある――情けぶかさや...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...情けぶかい娘さんで...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「可愛い女」
...お情けぶかい旦那がた!」「その子をおよこし!」と...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「ねむい」
...子供のころから私はおとなしくて情けぶかい性質で知られていた...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黒猫」
...情けぶけえ御方だなあ」と云ひ「さてはなせ...
三木竹二 「両座の「山門」評」
...その心の素直で情けぶかく我慢強いこと...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...情けぶかい顔をしてら...
吉川英治 「雲霧閻魔帳」
...弟妹には情けぶかくて優しかった...
吉川英治 「剣の四君子」
...貧民には情けぶかく...
吉川英治 「新・水滸伝」
...義にあつく、お情けぶかく、だれにも慕われなさる人民の中の光明(あかり)みたいなお人としてだ」関勝(かんしょう)は、かえって、なにか辱(は)じてしまった...
吉川英治 「新・水滸伝」
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