...生きておればひもじいから...
安藤盛 「三両清兵衛と名馬朝月」
...渠(かれ)はひもじい腹も...
泉鏡花 「瓜の涙」
...ひもじいどころではありませんでした...
アルフオンズ・ドーデー Alphonse Daudet 鈴木三重吉訳 「村の学校(実話)」
...おそらくひもじいのと両方で...
鈴木三重吉 「やどなし犬」
...三藏は「さうですねえ」とひもじいのを堪へて返答してゐる...
高濱虚子 「俳諧師」
...ひもじいことはないかね...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「嬰寧」
...定(さだ)めし今頃はひもじい思いを遊ばしながら...
谷崎潤一郎 「聞書抄」
...あの幼い者どもがひもじいと云って泣くのを見ては...
谷崎潤一郎 「三人法師」
...年よった悪魔はひもじい腹を抱えて...
トルストイ Tolstoi 菊池寛訳 「イワンの馬鹿」
...この子は私よりもひもじいようだわ...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...何といったの?」「ひもじいかって...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...あなたにでも食いつきたいほどひもじいのよ...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...あの子は私よりもひもじいのよ...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...ひもじい苦しみは身に沁みて味っているでしょう...
フランセス・ホッヂソン・バァネット Frances Hodgeson Burnett 菊池寛訳 「小公女」
...十三人もの子供にひもじい思いをさせないで...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...これ食わないか」といってコッペパンを一つ鼻の先に突出したムカッと嘔吐を感じて私がそれを睨んでいると男はフフフと笑って「遠慮しないでいいよこれ食ったからって代をくれとは言わんひもじい時あ誰だって同じこったもんなあへへ...
三好十郎 「殺意(ストリップショウ)」
...ひもじいめにあうからね...
グリム Grimm 矢崎源九郎訳 「ネコとネズミのいっしょのくらし」
...一年中ひもじい思いをしなければならぬというなども...
柳田国男 「年中行事覚書」
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