...わたしは情けなくなつた...
犬養健 「愚かな父」
...心魂に徹し(to the bottom of his heart)やさしい情けを(their delicate kindness)感じたが...
テニソン Tennyson 菅野徳助、奈倉次郎訳 「アーサー王物語」
...お情けで網の目からおっぽり出されて...
中里介山 「大菩薩峠」
...それにも拘らずこんな情けない境遇に彼を陷らしめたものも全く僕の罪である...
長塚節 「開業醫」
...情けにあつい子供のやうな...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...人と人を結びつける愛と情けだけである...
夏目漱石 「ケーベル先生の告別」
...世にも情け深くてわけ知りで...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...『ええ、情けない、おれはまたクリミヤか土耳古へでも押しわたつて、金銀をうんと分捕つて、しこたま身代を拵らへてから、お前のとこへ帰つて来ようと思つてゐたのになあ、おれの別嬪さん...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...お情けとは申せませんでしょう...
藤野古白 藤井英男訳 「人柱築島由来」
...お父さん!」百合も情けなさうな顔をして...
牧野信一 「競馬の日」
...さういふ彼の存在は誠に情けなく同感出来ないこともなかつた...
牧野信一 「夏ちかきころ」
...「情けないことをお聞きあそばしたものでございますね...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...あなたのおやじ様の情けで...
吉川英治 「江戸三国志」
...貴妃もまた曹操の足もとへ伏し転(まろ)んで、「自分のいのちは惜しみませんが、胎内(たいない)のお子を産みおとすまで、どうかお情けに、生きることをゆるして下さい」と、慟哭(どうこく)して訴えた...
吉川英治 「三国志」
...むしろお情けないおことばです...
吉川英治 「新書太閤記」
...情けないお姿になられたなあ」花和尚は涙もろい...
吉川英治 「新・水滸伝」
...この情けが」「閣下……」武松はひざまずいて...
吉川英治 「新・水滸伝」
...最後には何か情けのある処置を執るのだろうと思っていたのに...
吉川英治 「宮本武蔵」
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