...彼の演技に悶絶した...
...音楽のクオリティに悶絶した...
...口当たりの良さに悶絶した...
...暑さで悶絶しそうだ...
...彼女の美貌に悶絶していた...
...ありゃしない」「む――」悶絶(もんぜつ)するような声を私は出した...
高見順 「如何なる星の下に」
......
鶴彬 「鶴彬全川柳」
...「すぐにあの男は悶絶するぞ...
直木三十五 「大衆文芸作法」
...……彼女はカチリと或る核心に触れて悶絶したくなる...
原民喜 「針」
...悶絶男の身体中を探したが...
火野葦平 「花と龍」
...悶絶した……それ合唱だ!「恋に焦れて悶ふるやうに...
牧野信一 「歌へる日まで」
...笑ひながらビール壜でその弾丸をうけとめると一処に敵手の頭を張り擲つて悶絶させてやつたが...
牧野信一 「捜語」
...私は烏頂天になつて、踊り狂ひ、屡々悶絶した...
牧野信一 「断想的に」
...「ひゆう……るるるる……」といふやうな不思議な叫びをあげて私は立ちあがり、腕を構へ、頤(鬚)を撫でゝ、ぎよろりと彼等の姿を視守つたが、忽ち柱のやうに前へのめつて、悶絶しかゝつた...
牧野信一 「天狗洞食客記」
...あちらこちらに悶絶してゐる姿を眺めて稍不気味さうに呟いた...
牧野信一 「まぼろし」
...間もなく樽野はさつぱり解らない混沌の煙りに巻きこまれて悶絶してしまつたことがある...
牧野信一 「円卓子での話」
...王子が悶絶する! あの素晴しい場面に至ると満場の観客が...
牧野信一 「山彦の街」
...従ってその脳髄は、脳髄ソレ自身によって作り出された現代の人類文化の中心を、次第次第にノンセンス化させ、各方面に亘って末梢神経化させ、頽廃(たいはい)させ、堕落させ、迷乱化(めいらんか)させ、悶絶化させつつ、何喰わぬ顔をして頭蓋骨の空洞の中にトグロを巻いているという、悪魔中の悪魔ソレ自身が脳髄ソレ自身になって来るという一事だ...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...ゴチャゴチャの悶絶界に追い込みつつある...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...彼は女が悶絶するほどの恐怖を浮べてさツと振り廻された衣のやうに飜つた姿を見た...
横光利一 「蛾はどこにでもゐる」
...悶絶している男の顔に見入っています...
吉川英治 「江戸三国志」
...鉱山目付(かなやまめつけ)の伊部熊蔵(いのべくまぞう)どのも悶絶(もんぜつ)していたようなありさま...
吉川英治 「神州天馬侠」
...悶絶(もんぜつ)した...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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