...余り煩悶もしないやうになつた...
石川啄木 「葉書」
...クリストフは不思議なやさしい悶(もだ)えが心にしみ通るのを感じた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...それから脱したのは苦悶が鈍ってきたときにであった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...名状し難い一種の雑然たる苦悶(くもん)を通して...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...かかる一連の思想と苦悶(くもん)との声は決して中断するものではない...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...モーナルーダオは煩悶(はんもん)した...
中村地平 「霧の蕃社」
...床の中で悶々としているが...
中谷宇吉郎 「千年の時差」
...煩悶(はんもん)遂(つい)に死の安慰を得べく覚悟したりしその後(のち)の妾に比して...
福田英子 「妾の半生涯」
...憂悶が去らず、芝居してゝ、とけ込めなくて困る...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...私の心を掴んだ苦悶の痙攣(けいれん)を和(やは)らげる何ものも...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...今日の我輩は死を恐れて煩悶して居るのでない...
正岡子規 「病牀苦語」
...なんとかしてよじり上ろうと身を悶えさせつつ...
R. マッケナ R. McKenna The Creative CAT 訳 「愛と月の犬」
...この夫妻の悶着は今にはじまったことではなかった...
「海流」
...しかも対(たい)の姫君だけは予期せぬ煩悶(はんもん)をする身になっていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...御煩悶(はんもん)をなすったりするのがお気の毒で...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...寒さにも熱さにも堪えられる身体(からだ)になりたい……と身も世もあられず悶(もだ)え戦(おのの)いているうちに...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...心の滅(ほろ)びとたたかっている苦悶に肉を削(そ)がれている若者の頬骨だった...
吉川英治 「私本太平記」
...悩乱悶絶(のうらんもんぜつ)はむろんのこと...
吉川英治 「神州天馬侠」
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