...胸の中には遺るに由なき悶(もだえ)を覺えき...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...悶絶(もんぜつ)してしまった...
海野十三 「宇宙戦隊」
...その一寸法師が苦悶(くもん)している...
江戸川乱歩 「影男」
...彼は夫人の解(げ)しがたい表情の謎を解こうとして苦悶しているのだ...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...なんとなく思想発表の好機を逸(いっ)するような心持ちを禁じえぬゆえ「煩悶と自由」の終りに特に一篇を書きそえた例になろうて本書にも新たに一文を書きつづって巻末に追加することとした...
丘浅次郎 「我らの哲学」
...身悶えしたくなる...
太宰治 「女生徒」
...いかにもしてその思うところを言いあらわし自分の使命を了解させたいとむなしい苦悶(くもん)をしているようであった...
太宰治 「地球図」
...極端な苦悶の表情を示して居たなら...
谷崎潤一郎 「金色の死」
...朝方になって上胸部に軽い苦悶感が数秒ずつ数回あったと云うが...
谷崎潤一郎 「瘋癲老人日記」
...二十八歳の休職士官が失意失恋故山に悶死(もんし)するまで...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...手ではなかった――夜なかに妹があんまりじれたり悶えたりすると私は目をさましてひとりで笑う...
中勘助 「妹の死」
...若い時分(じぶん)に経験した若いものしか知らない煩悶(はんもん)不安をばけろりと忘れてしまつて...
永井荷風 「すみだ川」
...煩悶(はんもん)を知らなかった...
永井荷風 「深川の唄」
...ところがお秀との悶着(もんちゃく)が...
夏目漱石 「明暗」
...齒を喰ひしばる女の苦悶(くもん)の姿は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...さもさもほんとうに腹でも痛いかのやうに苦悶の態で脇腹をおさへ...
牧野信一 「読書と生活」
...大理石の輝きは彼の苦悶(くもん)の息のために曇って来た...
横光利一 「ナポレオンと田虫」
...彼にはやはり彼なりの悶えがあった...
吉川英治 「※[#「さんずい+鼾のへん」、第4水準2-79-37]かみ浪人」
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