例文・使い方一覧でみる「悴」の意味


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...だが非常に憔(しょうすい)していた...   だが非常に憔悴していたの読み方
海野十三 「西湖の屍人」

...顔は蒼白くむくんで憔のいろに蔽われていた...   顔は蒼白くむくんで憔悴のいろに蔽われていたの読み方
大鹿卓 「渡良瀬川」

...然し私は憔した顏を見ることは却て苦痛の種でありました...   然し私は憔悴した顏を見ることは却て苦痛の種でありましたの読み方
長塚節 「教師」

...病氣はげしくなりいよいよ哀しくなり三日月空にくもり病人の患部に竹が生え肩にも生え手にも生え腰からしたにもそれが生えゆびのさきから根がけぶり根には纖毛がもえいで血管の巣は身體いちめんなりああ巣がしめやかにかすみかけしぜんに哀しみふかくなりて憔れさせ絹糸のごとく毛が光りますます鋭どくして耐へられずつひにすつぱだかとなつてしまひ竹の根にすがりつき...   病氣はげしくなりいよいよ哀しくなり三日月空にくもり病人の患部に竹が生え肩にも生え手にも生え腰からしたにもそれが生えゆびのさきから根がけぶり根には纖毛がもえいで血管の巣は身體いちめんなりああ巣がしめやかにかすみかけしぜんに哀しみふかくなりて憔悴れさせ絹糸のごとく毛が光りますます鋭どくして耐へられずつひにすつぱだかとなつてしまひ竹の根にすがりつきの読み方
萩原朔太郎 「竹の根の先を掘るひと」

...父は何も云わずにそんなお前の憔(しょうすい)し切った顔をじっと見守っていた...   父は何も云わずにそんなお前の憔悴し切った顔をじっと見守っていたの読み方
堀辰雄 「風立ちぬ」

...「ヘンリーは死んでしまつたが、彼の忠実なは、丁度彼が、昔々、彼の妻子を棄てゝこの国を訪れて来た時の心に比べて、何の新しさも持たない僕が、斯うしてたつた今お前の国に着いたところだよ...   「ヘンリーは死んでしまつたが、彼の忠実な悴は、丁度彼が、昔々、彼の妻子を棄てゝこの国を訪れて来た時の心に比べて、何の新しさも持たない僕が、斯うしてたつた今お前の国に着いたところだよの読み方
牧野信一 「「悪」の同意語」

...法でも犯したやうに打ち沈んで食卓に突ツ伏してしまつたに注意した...   法でも犯したやうに打ち沈んで食卓に突ツ伏してしまつた悴に注意したの読み方
牧野信一 「F村での春」

...茅場町の菓子舗伊勢屋ので其角同門其友の許へと嫁してゐる...   茅場町の菓子舗伊勢屋の悴で其角同門其友の許へと嫁してゐるの読み方
正岡容 「下谷練塀小路」

...更にその金を結納として(せがれ)可立のために呂月娥てふ十八歳の婦(よめ)を迎えた...   更にその金を結納として悴可立のために呂月娥てふ十八歳の婦を迎えたの読み方
南方熊楠 「十二支考」

...大原の父母も鼻が高く一々来客に接して(せがれ)の事を吹聴(ふいちょう)する...   大原の父母も鼻が高く一々来客に接して悴の事を吹聴するの読み方
村井弦斎 「食道楽」

...夫が殆(ほとん)ど見ちがえるほど憔(やつれ)はてたのを...   夫が殆ど見ちがえるほど憔悴はてたのをの読み方
室生犀星 「蛾」

...夏も妻もみんな一週間のまにすっかり憔(やつ)れてしまった...   夏も妻もみんな一週間のまにすっかり憔悴れてしまったの読み方
室生犀星 「童子」

...「杏春儀は其節病気に付快気次第と被仰付候...   「悴杏春儀は其節病気に付快気次第と被仰付候の読み方
森鴎外 「伊沢蘭軒」

...ことに此度は事朝より出つづけにて...   ことに此度は悴事朝より出つづけにての読み方
森鴎外 「伊沢蘭軒」

...父の寝顔はすさまじいほど憔(しょうすい)してい...   父の寝顔はすさまじいほど憔悴していの読み方
山本周五郎 「五瓣の椿」

...袁紹はいたく憔(しょうすい)していて...   袁紹はいたく憔悴していての読み方
吉川英治 「三国志」

...ついさっきまでの憔(しょうすい)は姿にもなかった...   ついさっきまでの憔悴は姿にもなかったの読み方
吉川英治 「新書太閤記」

...三――どんなに惟(しょうすい)しておられるだろう...   三――どんなに惟悴しておられるだろうの読み方
吉川英治 「親鸞」

「悴」の読みかた

「悴」の書き方・書き順

いろんなフォントで「悴」

「悴」の英語の意味


ランダム例文:
やっかい者   正読   仏刹  

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