例文・使い方一覧でみる「悲痛」の意味
スポンサーリンク...悲痛な表情で彼女を見つめた... 
...彼女の死を知り、悲痛な気持ちで一夜を過ごした...
...事件現場に集まった多くの人々が、悲痛な顔つきで黙祷した...
...悲痛な事故が起きた場合は、すぐに救急車を呼びましょう...
...彼女の遺族は悲痛な心境で葬儀を執り行った...
...なお悲痛な顔をしているこのラザルスを見た市民は...
レオニード・ニコラエヴィッチ・アンドレーエフ 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...悲痛に悲痛を重ねて來ると...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...面白い樣な而も悲痛慘憺の自己を手足のさきまで感じて...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...自分が考へてる刹那主義の最も具體的な悲痛哲理に據らなければならないのだが...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...実に悲痛なる探究である...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...幾多の悲痛なる経験を嘗（な）めて自己が砕かれて自己が新しくなり...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...かすかではあるが実に悲痛なうめき声が聞こえた...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...津田氏はちょっと悲痛な顔をして...
太宰治 「惜別」
...『胸算用』あの中にはどんなに深いかれの悲痛がかくされてあるか...
田山録弥 「西鶴小論」
...胸に悲痛の念滿たす...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...いかに悲痛なることに候ぞや...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ピエール・ロチは欧洲人が多年土耳古を敵視し絶えずその領土を蚕食（さんしょく）しつつある事を痛嘆して『苦悩する土耳古』と題する一書を著（あらわ）し悲痛の辞を連ねている...
永井荷風 「正宗谷崎両氏の批評に答う」
...この調子がその胸を刺すやうな悲痛の表現に魅力を添へてゐるのであつた...
中原中也 「デボルド―※［＃濁点付き片仮名ワ、1-7-82］ルモオル」
...一層悲痛な自分自身を打ちあけた...
萩原朔太郎 「芥川龍之介の死」
...あの悲痛な耶蘇の祈をよく知つてる...
萩原朔太郎 「宿命」
...悲痛な語調で述べている...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...何事も姫君の幸福を先にして考えねばならぬと悲痛な決心をしていた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...そして悲痛な響きのこもった声を聞くのは初めてであった...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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