...敏子は実際の事実よりももっとずっと悪質な...
谷崎潤一郎 「鍵」
...之こそ最も悪質な...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...今日のアカデミシャンに特有な悪質な迷信と非常識以外の何ものをも意味しないので...
戸坂潤 「思想としての文学」
...又これ程無責任で不用意で悪質な常識観念のうけ売りはあるまい...
戸坂潤 「思想としての文学」
...このおしゃべりは愈々悪質なのである...
戸坂潤 「思想としての文学」
...社会的観点から自分の知能の向上も利用も考えて見たこともない悪質インテリ(彼等はつまりインテリジェンスそのものが悪質なのだ)が...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...ブルジョア社会学の悪質な強みなのである...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...およそ悪質なものはない...
豊島与志雄 「ジャングル頭」
...ひどく悪質なもので...
豊島与志雄 「三木清を憶う」
...それは考えるような悪質なものではなく...
久生十蘭 「無月物語」
...どうせ悪質な出版をする者はその時々の情勢によって猥褻にもなれば怪奇にもなるのであって...
宮本百合子 「新しい抵抗について」
...きわめて悪質な戦争挑発者と転身して...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第十巻)」
...もとより悪質な諸犯罪...
宮本百合子 「石を投ぐるもの」
...こういう工場内の悪質な分子を...
宮本百合子 「「インガ」」
...悪質な空気の中での成長のためには...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...これが道誉の悪質な悪戯(いたずら)なら...
吉川英治 「私本太平記」
...ずいぶん悪質な計であり...
吉川英治 「私本太平記」
...為にする者の悪質な捏造談(ねつぞうだん)ではありましょう...
吉川英治 「私本太平記」
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