...悪疾のある体を横たへたなり...
芥川龍之介 「庭」
...身は悪疾(あくしつ)に襲われ...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...悪疾(あくしつ)に襲わるるもまた忍び得よう...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...最後に夫に不治の悪疾が臨むに至って...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...産を失い悪疾を得て今はヨブを信ずる者世になく...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...又は怪我とか悪疾とかによつて後天的に持たせられた者であるといふ事である...
高村光太郎 「智恵子抄」
...彼自身は悪疾をも病んで陋巷(らうこう)に窮死した...
高村光太郎 「智恵子抄」
...彼自身は悪疾をも病んで陋巷(ろうこう)に窮死した...
高村光太郎 「智恵子の半生」
...其他の悪疾のそれかとも見える...
豊島与志雄 「花ふぶき」
...其身に悪疾あるものは大抵これを秘す...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...子の体格のいいのは、親の譲りものというのも無理はないし、悪いのになると、悪疾の遺伝、悪癖の遺伝までも肯定されるが、跛足が遺伝するということは、あまり聞かないことです...
中里介山 「大菩薩峠」
...この悪疾は遺伝関係を証明され...
久生十蘭 「淪落の皇女の覚書」
...母として子供を苦しめる悪疾の保因者である嘆きを涙とともに書きつづっている...
久生十蘭 「淪落の皇女の覚書」
...然るを婦人が不幸にして斯(かか)る悪疾に罹るの故を以て離縁とは何事ぞ...
福沢諭吉 「女大学評論」
...夫の悪疾を看護して何十年一日の如し云々とて称賛したるもの多し...
福沢諭吉 「女大学評論」
...夫に悪疾あれば妻に命じて看護せしめんとするか...
福沢諭吉 「女大学評論」
...私の身に悪疾のあるべきようもなく...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...性的な悪疾についてはよくよく注意するようにと話したら...
宮本百合子 「獄中への手紙」
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