...彼女は私が悪友と付き合っていることを心配している...
...彼は悪友たちと共に酒を飲んでいた...
...彼は悪友に振り回されているうちに、ドラッグに手を出してしまった...
...家族は彼の悪友たちが問題の原因だと考えている...
...彼女は悪友の影響を受けて、学校の成績が下がってしまった...
...十一月の末、自分は、堀木と神田の屋台で安酒を飲み、この悪友は、その屋台を出てからも、さらにどこかで飲もうと主張し、もう自分たちにはお金が無いのに、それでも、飲もう、飲もうよ、とねばるのです...
太宰治 「人間失格」
...昨夜の悪友が今朝また省線で顔を合わしたような平旦な一街上劇の観を呈するんだが...
谷譲次 「踊る地平線」
...……・芽麦あたゝかなここにも家が建つ・麦田うつ背の子が泣けば泣くままに暮れてひつそり雪あかり月あかり・月がうらへかたむけば竹のかげ・雪ふる食べる物もらうてもどる農村風景の一つ・梅がさかりで入営旗へんぽんとしてひつそりとして悪友善友にわかれてひとり...
種田山頭火 「其中日記」
...・新菊もほうれん草も咲くままに・草が芽ぶいて来てくれて悪友善友・枇杷が枯れて枇杷が生えてひとりぐらしも・いちにちすわつて風のながれるを・暮れるとすこし肌寒いさくらほろほろ・椿を垣にして咲かせて金持らしく庵中無一物酔うて戻つてさて寝るばかり四月十三日好晴...
種田山頭火 「其中日記」
...ハテナ!先日たうとう吐血したが(悪友達は胃潰瘍だらうとおどかしたが)...
種田山頭火 「其中日記」
...せめて酒に茶をまぜたいと念じている(そんな無分別な考を起すなという悪友もある...
種田山頭火 「雑記」
...やがて窓の下から自分を呼びかける同郷の悪友TとMの声がしたものである...
寺田寅彦 「物売りの声」
...然し私が所謂悪友になるより以前に...
豊島与志雄 「十一谷義三郎を語る」
...昔の悪友という因縁ではない...
中里介山 「大菩薩峠」
...はるか東のはずれの国にいる悪友共へ...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...尤も後(のち)には悪友の悪感化を受けて...
二葉亭四迷 「平凡」
...変梃な悪友共が一途に憎くらしくなつた...
牧野信一 「夏ちかきころ」
...私の悪友であつた...
牧野信一 「日本橋」
...わしという悪友がいるからだと...
三上於兎吉 「艶容万年若衆」
...仲間(なかま)の籍(せき)悪友仲間のきずなほど...
吉川英治 「大岡越前」
...当然、越前守のその頃の放埒(ほうらつ)、悪友仲間、家庭事情...
吉川英治 「大岡越前」
...悪友というものはあるが...
吉川英治 「大岡越前」
...林崎や悪友のならず者が...
吉川英治 「無宿人国記」
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