...さすがに間の悪そうな顔をしながら...
芥川龍之介 「素戔嗚尊」
...人の悪そうな笑(わらい)をうかべて...
海野十三 「西湖の屍人」
...身の置きどころもないような極(きま)り悪そうな顔で...
海野十三 「二、〇〇〇年戦争」
...ニヤリニヤリと人の悪そうな笑いをうかべ...
海野十三 「蠅男」
...暖簾のなかの客たちは気持悪そうな眼をジロジロとこっちに向け...
高見順 「如何なる星の下に」
...工合いの悪そうな...
太宰治 「親友交歓」
...始めに感じのよかった目も恐ろしく険相な意地悪そうな光を放ってにらんでいるので...
寺田寅彦 「自画像」
...きまり悪そうな手容(てつき)で新吉の前に差し出した...
徳田秋声 「新世帯」
...青柳はきまりの悪そうな顔をして...
徳田秋声 「爛」
...わたしは恥かしい」きまりの悪そうなのも道理...
中里介山 「大菩薩峠」
...中年男の頭の悪そうなのを見て...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...と女もほんとうに気味の悪そうな顔をした...
火野葦平 「糞尿譚」
...その極り悪そうなもいつしか失(う)せて...
二葉亭四迷 「浮雲」
...何処か悪いんじゃないか?」「いいえ別に」と明は何だか気まりの悪そうな様子で答えた...
堀辰雄 「菜穂子」
...彼はその意地悪そうなお嬢さんに一種の異常な魅力のようなものをさえ感じた...
堀辰雄 「ルウベンスの偽画」
...威儀があると同時に間(ま)の悪そうな趣きが...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...何かきまりが悪そうな...
水野葉舟 「北国の人」
...新しい婿として式に臨むことはきまりの悪そうなことである...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
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