...すべて政治が悪いために風俗が悪くなる...
大隈重信 「東亜の平和を論ず」
...歯は弱く且悪くなる...
丘浅次郎 「人類の将来」
...いよいよ悪くなる一方でした...
太宰治 「きりぎりす」
...義兄と雪子との折合いが悪くなるのではないかと云うことを密(ひそ)かに案じたが...
谷崎潤一郎 「細雪」
...そう云う点を曖昧(あいまい)にしておくから別れるのにも思い切りが悪くなるんだ」「けど...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...悪い学校は或る程度まで益々悪くなる...
戸坂潤 「社会時評」
...胸悪くなるほど汚(きた)ない古馬車を駆ってる御者を呼び止めることができた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...女はだんだん悪くなる一方です...
トルストイ 米川正夫訳 「クロイツェル・ソナタ」
...天下もあまり泰平過ぎると気味が悪くなるものです...
中里介山 「大菩薩峠」
...近ごろ気の悪くなる代物(しろもの)だあ...
中里介山 「大菩薩峠」
...不義を働いたかつての妻の話を持出すといつも叔孫の機嫌が見る見る悪くなることを...
中島敦 「牛人」
...「悲歌」は歌でもチェロ編曲でも有名だが甘過ぎて少々胸が悪くなる...
野村胡堂 「楽聖物語」
...いやに胸の悪くなるやうな物を口に塗りたくられたので...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...気分が悪くなる...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「鉄面皮」
...かくて労働の報酬は悪くなる...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...部屋の中は胸が悪くなるほど酒の匂いがこもっていた...
山本周五郎 「落葉の隣り」
...戦争という言葉を聞いただけでも私は消化が悪くなる...
夢野久作 「戦場」
...誰でも胃が悪くなるんですよ...
横光利一 「旅愁」
便利!手書き漢字入力検索