...気味の悪い話をした...
芥川龍之介 「六の宮の姫君」
...今時(いまどき)本当にあるのかしら」「無いとも云いきれないよ」「どうも気味の悪い話ですが」と小田原病院の医師(いし)が側から口を切りました...
海野十三 「崩れる鬼影」
...やがて今の気味悪い話なぞも忘れるともなく頭から消え去ってしまったのでございます...
橘外男 「蒲団」
...多くの哀話とともに鬼魅(きみ)悪い話が残っている...
田中貢太郎 「焦土に残る怪」
...それこそひどく気持の悪い話でさあね...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...風向きの悪い話になると黙りこんでそっぽ向いてしまいなさるんですね...
豊島与志雄 「狸石」
...今までに例のないことで気味の悪い話です...
中里介山 「大菩薩峠」
...なにか人に聞かれて都合の悪い話を...
中里介山 「大菩薩峠」
...品(ひん)の悪い話だが...
夏目漱石 「坑夫」
...そんな人の悪い話じゃありませんよ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...考えて見ると気味の悪い話さ」無愛想な亭主に...
野村胡堂 「呪の金剛石」
...気が悪くて働くのがいやになった」「そりゃまったく気の悪い話だ」「採らせてもらうのはありがたいが...
久生十蘭 「三界万霊塔」
...悪い話だろうとかまうことはない...
久生十蘭 「肌色の月」
...それとも悪い話ですか」「両方です...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「ギルレイ」
...決して悪い話ではない...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...いい話を持って来たのかそれとも悪い話を持って来たか...
宮城道雄 「音の世界に生きる」
...いっそきみの悪い話じゃあありませんか」「これがもし化かされてるんなら」と彼は酒を呷って云った...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...お千絵様とお綱さんとは、義理の姉妹(きょうだい)には違いないが、妹のほうが乱心になって、弦之丞様との恋が失せてゆくものとすれば、お綱さんがそれに代ったって、ちっとも、悪い話じゃねえ...
吉川英治 「鳴門秘帖」
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