...気味の悪い夢が薄れるように...
芥川龍之介 「アグニの神」
...大変顔色が悪い様ですが」と聞くのです...
江戸川乱歩 「湖畔亭事件」
...社に一人悪い奴がいて...
相馬泰三 「六月」
...何でも彼(か)でも光子さんの品行について悪い評判立ちさいしたらええのんやいうのんです...
谷崎潤一郎 「卍(まんじ)」
...いつでも意地が悪いんだもの...
徳田秋聲 「草いきれ」
...物では都合が悪いというので...
戸坂潤 「技術と科学との概念」
...匿名批評の評判の悪いのは匿名批評が悪いからではなくて...
戸坂潤 「思想としての文学」
...悪い魚が近付かないように毒の針を用意して行けよ」海月は黙って浮き上りました...
夢野久作 「ルルとミミ」
...云ったのを云わないと答えるのは悪いことだ...
豊島与志雄 「反抗」
...寝ざめの悪いことである...
中里介山 「大菩薩峠」
...仲の悪い悪い二人になつたとは知らずに訊きました...
野口雨情 「虹の橋」
...ひとりの口なりともと存じまして……」「……そりゃア悪い了見(りょうけん)だの...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...何がいいか悪いかを区別する力はない...
柳宗悦 「雲石紀行」
...具合がお悪いなら大切になさらぬといけない...
山本周五郎 「菊屋敷」
...もう悪いことばかりだからなア...
横光利一 「微笑」
...――昼顔の伸び悪い垣の愁い...
横光利一 「夜の靴」
...遅らすと少し工合の悪いこともございますので...
横光利一 「旅愁」
...「これはいい」口の悪い禰衡も初めて気に入ったらしく...
吉川英治 「三国志」
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